春ストール&スカーフ。スタイルのある巻き方指南
2016.3.24
肌寒い日がまだ続く春は、スカーフやストールなどの巻物が活躍するシーズンです。でも毎日ワンパターンな巻き方になってしまってはいませんか?スカーフもストールも、少しのアレンジで顔周りをぐっとおしゃれに演出してくれる優秀アイテム。
春先におすすめの素材や巻き方について紹介します。
やわらか素材で軽やか度アップ
寒さがやわらいでくるとはいえ、まだまだ寒い日が続くこの季節。つい寒さ対策から厚めの素材をチョイスしたくなりますが、素材の選び方で印象は大きく変わります。季節を先取りするためにも、やわらかな素材で軽やかに装いたいもの。保温力と質感を兼ね備えた良質の素材をチョイスして、首元を演出しましょう。
-
カシミヤ
高級ストールといえばカシミヤ、というくらい定番の素材です。繊維が細く独特の光沢があり、しなやかで軽く温かいことも特徴です。春にかけては、繊維の細い薄手のものやシルク混のものもおすすめです。
[エアーカシミヤ 大判ストール]
-
シルク
こちらも高級素材の代表格。滑らかで艶やかな光沢があります。また季節を問わずに使うことができる、とても便利な素材でもあります。100%シルクの光沢感を楽しむもよし、混合素材で違った表情を楽しむのも良いでしょう。
[シルクツイル プリント スカーフ]
-
リネン
リネンというとざっくりとしたシワ感が特徴の夏の素材のイメージですが、シルクやカシミヤとの混合リネン素材ならこれからの季節でもOK。カジュアルな印象になるのでアウターとの質感をあわせるのがポイントです。
春におすすめの巻き方アレンジ
スカーフやストールの巻き方を変えるだけで、顔周りの印象をアップさせることができます。簡単にできるアレンジを紹介します。
-
どんなスタイルにも合うエディター巻き
首にひと巻きした後に両サイドを胸元にたらすエディター巻きはさまざまなアウターに合わせやすく、こなれ感を出すのに便利なアレンジです。そのほかの巻き方のベースにもなるのでマスターしておきましょう。長方形のストールは両サイドを直線にたらすとラフな印象に、先を尖らせてたらすとエレガントな印象になります。スプリングコートにあわせるときは、前ボタンをはずして襟を立てた状態で、ゆるめのエディター巻きにするとかっこよく決まります。
-
明るめカラーをグルグル巻きにしてアクセサリー代わりに
明るめカラーで薄手の素材なら、首元に巻いて裾を内側に折り込み、グルグル巻きにするスタイルもおすすめです。厚手の素材はボリューム感が出すぎてしまいますが、シルクやレースなどを混合した軽やかな素材なら、アクセサリー代わりとしてドレッシーな首元を演出できます。
-
上質素材なら肩から垂らすだけでマニッシュスタイルに
上質なストールやスカーフなら肩から垂らすだけでもいいでしょう。コートの上からだけでなく、ジャケットやシャツの上にさらりとかけるだけで、縦のラインが強調されてマニッシュな印象に。少し肌寒いときは、カーディガンよりもアレンジがきいて重宝します。
春は首元のおしゃれから
ご紹介したアレンジは、比較的どんなファッションにも似合う基本の巻き方。覚えておくとコーディネートに困ったときに便利です。素材やカラー選びにこだわって、首元から春を取り入れてみてはいかがでしょうか?マンネリになりやすい巻き方も、少しアレンジを加えるだけで、いつものスタイルの印象をぐっと変えることができるので、さまざまなアレンジに挑戦してみましょう。
スカーフやストールを使うときは、全体とのバランスも大切です。巻いた後に必ず鏡で全身をチェックしてトータルバランスを確認しましょう。
さっそく首元から春の空気をまとってみてくださいね。
文:平理以子 Riiko Taira
バリ島在住暦5年。バリ人の夫家族とともに伝統的なバリ風家屋に暮らし、祭事に参加するなどディープなバリ島ライフを送る。2013年にバリ島ウブド地区に、アンティークウッドや自然素材をふんだんに使ったヴィラ「デダラム」をオープンさせる。
ストール・スカーフ・マフラー を探す>>