2016.3.22 / 寄せ植え
陽射しが柔らかく穏やかな春。桜の便りが届く頃となりました。
街では華やかな春色の植物を多く見かけます。
今回は赤銅色のクラッシックなプランターを使って、
大人気の多肉植物と珍しい観葉植物で、渋かっこいい寄せ植えを作りましょう!
■今回使用したプランター
赤銅色クラシックプランター ハイタイプ
赤銅色プランターのハイタイプは、見た目の重厚感とは違ってとても軽量なので驚きました。
寄せ植えは、土や植物を植え込むのでどうしても重くなってしまいますが、このプランターは軽量なのでご年配の方やお子様にも扱いやすいと思います。
アンティーク調の色合いはまるで長年使っているかのようで、落ち着いた演出ができます。
■使用花材
センペルビウム属
耐寒性の高い多肉植物です。雪や霜に強く冬には美しく紅葉して鮮やかな配色が楽しめます。
この時期に扱うには最適な多肉植物です。
日当りと風通しを良くして管理しましょう。
・ブルーボーイ(センペルビウム属)
・クリスマス(センペルビウム属)
・フランクレイネルト(センペルビウム属)
・ラズベリーアイス(センペルビウム属)
・ヘイヘイ(センペルビウム属)
・ガゼル(センペルビウム属)
・チョコレートハート(センペルビウム属)
・ブルーゲイ(センペルビウム属)
・ミチコ(センペルビウム属)
・リプサリス
CHIRO好みです!時々スプレーで葉水を与えて管理します。
・ポリシャス シュガーベビー
優しい表情が印象的な観葉植物。柔らかい葉は多肉植物と対照的です。
日光が好きで明るい場所を好みます。時々、スプレーで葉水を与えます。
・ハイゴケ
■その他材料
・鉢底石
・水苔(乾燥タイプを水で戻して使います。)
・バイオゴールドの土 ストレスゼロ
・バイオゴールド クラッシック元肥
■作り方
STEP1
通常、はじめに鉢底ネットを敷くのですが、このプランターは鉢底穴がとても小さく中がでこぼこしています。
鉢底部分の形がいびつで鉢底ネットを敷くことが難しいです。
排水性を持たせる為、まず粒子の粗い鉢底石を底に敷きます。
そして粒子の細かい鉢底石を徐々に混ぜながら半分くらいまで入れていきます。
STEP2
肥料を適量混ぜた用土は、プランターの高さ8分目くらいまで入れます。
作業をしやすくする為に、スプレーで用土を湿らせます。
STEP3
四方見を意識しながらポット苗を並べて植物の配置を決めます。
では、植え付けましょう!
ポットから出し、根を傷つけないように余分な土をやさしく取り除きます。
STEP4
STEP5
予め水で戻した水苔を軽く絞り、株元を抑えて固定しながら植えていきます。
STEP6
ハイゴケをスプレーで湿らせます。
水分を含むとふわっと立ち上がって、緑が鮮やかになります。
STEP7
隙間に、ピンセットや割り箸を使ってハイゴケを植えます。
見た目もきれいで、植物もしっかりと固定できます。
完成!!
リプサリスとポリシャスは多肉植物の引き立て役になっています。
後ろから見るとこんな感じです。
四方見なので、偏ること無くお日様にあてましょう。
気分で向きを変えても楽しいですね。
■ポイント
縁に植物を植えた後、中央部分はやや高めに、立てて植え込むと半球状にまるく仕上がります。
うねった枝の動きや下垂した茎などを使って、プランターのフォルムを生かしました。
使用するプランターの特徴を生かすことで、寄せ植えがワンランクアップします。
この寄せ植えは、春の間、雨があたらない日当りのいい場所で管理するといいでしょう。
強い陽射しが苦手なので、夏には半日陰の場所に移します。
■まとめ
次第に暖かくなるこの時期ならではの寄せ植えです。
多肉植物は冬の紅葉から春の葉色に変化していきます。
翌年には子株が出来て賑やかになると思います。
家族が増えて住まいが狭く感じたら、住みやすい環境にお引越しさせましょう。
CHIRO
■ガーデンスタイリングスタッフより
今回は、アンティーク調のプランターに今、大人気の多肉植物を使って寄せ植えをしていただきました。
ぷにぷにとした見た目が可愛らしい多肉と、観葉植物がうまくマッチしていますね!
アンティーク調のプランターはお庭にひとつあるだけで、お庭の印象がガラッと変わりますよ。
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