2017.2. 9 / 寄せ植え
1月末、季節外れの陽気に包まれました。驚きました!
勘違いしてしまった花たちは蕾を膨らまし、おっちょこちょいの虫たちが動き始めていました。
とはいえまだ2月、季節は冬です。
春まで楽しめる植物を使って、2月14日のバレンタインデーに贈るハート型リースの寄せ植えを作ってみませんか?
![]()
■今回使用したプランター
![]()
ハート型のリースプランターです。しっかりとしたワイヤーはブラウンで控え目な色。
ヤシの繊維がきれいに敷き詰められているので、土がこぼれる心配が入りません。
S字フックもついていました。
3号ポットの苗ならそのまま入る幅があり、植え込みがとても容易にできます。
仕事柄、多くの種類のリース型プランターを扱っていますが、こちらの商品はとてもオススメです!
■使用花材
・エリカ ダーレンシス 3株
耐寒性のある常緑低木。小さな白花を咲かせ冬でも明るい黄緑色の葉先は寄せ植えに華やかさを与えます。
日当りを好みます。![]()
・バラ咲き プリムラジュリアン 3株
日当りを好み、春まで長く花が咲きます。花柄はこまめに取り除きましょう。
やや乾燥気味に管理すると良いので、リース型ハンギングには最適です。![]()
・ヘデラ 白雪姫 大株使用
寒い時期の新葉は白く美しいです。夏の強い陽射しは避け、明るい場所で管理しましょう。![]()
・ワイヤープランツ 3株
丸い小葉は可愛いです。細い茎が動きを演出します。
生育旺盛です。![]()
・プリムラポリアンサ サイレントナイト 3株
色鮮やかなプリムラです。耐寒性があり晩春まで楽しめます。
花柄摘みはこまめにしましょう。![]()
・八重咲きプリムラポリアンサ プリムネーション 3株
日当たりの良い場所においてください。
乾かしすぎると花が痛みます。また、花弁に直接水がかかると花が痛みやすいです。![]()
・ラミウム スターリングイエロー 2株
耐寒性があります。強すぎる陽射しは避け、日当りで管理します。
黄緑色の斑入りで春から初夏にはピンクの花が咲きます。伸び過ぎた枝は剪定して整えましょう。![]()
・極小輪ミニバラ こんぺいとう 4株
名前の通り、愛らしいピンクのこんぺいとう。日当りを好み、四季咲きなので長く楽しめます。
花柄は五枚葉の上で切り戻しましょう。![]()
■その他材料
・オルトラン(適量を土に混ぜます)
・活力剤(水で薄めて使います)
・水苔(水で戻して使います)
・ピンセット、フォーク状のもの(根をほぐす時や株分けした植物を植え込む時に活躍します。)
![]()
■作り方
STEP1
植え込み前の準備をしましょう!
先ず、使用する植物のポット苗を活力剤を薄めた液につけておきます。
水苔は乾燥しているので水につけ込み何度か混ぜながら、水を吸収させます。![]()
土に適量の肥料と、暖かくなってくると出てくる害中対策でオルトランを適量まぜておきましょう。(以下、培養土)
STEP2
植物を並べて植え込む配置を決めましょう。![]()
STEP3
配置が決まったら、株分けです。
株分けは、根元の状態を見て茎や枝がわかれているものを選んで行ないます。
ヘデラは茎ごとにひとつひとつ株分けします。容易に根も分かれます。![]()
ラミウムは株元の茎の集まりごとに分けます。
![]()
ワイヤープランツは複数の茎ごとに分けます。茎や根が絡まっているので優しく行ないましょう。
![]()
エリカは枝ごとに分けます。
![]()
STEP4
培養土をリースプランターの深さ3分の1程度入れます。![]()
STEP5
主役となる花(プリムラ3種とミニバラ)から植え込みます。
花が咲いているものはあまり根を崩さず、肩の土を軽く落とし、根は優しく先をほぐす程度にします。
プリムラ3種とミニバラを1セットとし、この順番を保ちながら、ひと株ひと株、時計回りに配置していきます。![]()
![]()
![]()
花の向きや位置を注意しながらバランス良く配置します。
![]()
STEP6
株分けしたラミウムを植え込みます。
株分けした植物はピンセットを使って株間に植え込みます。
下の画像のようにピンセットで株元を優しくつまみましょう。![]()
色や形のバランスをみて入れていきます。
![]()
STEP7
株分けしたエリカをラミウム同様に植え込みます。![]()
STEP8
株分けしたワイヤープランツをラミウム・エリカと同様に植え込みます。![]()
STEP9
株分けしたヘデラをラミウム・エリカ・ヘデラと同様に植え込みます。![]()
STEP10
植物の植え込みが終わったので、培養土を株間に入れ、棒などでつつきながら馴染ませます。
水で戻した水苔をピンセットで、リースハンギングと培養土・植物の間を埋めるように入れていきます。![]()
リースハンギングの内側も忘れずに・・・。
![]()
完成です!!!
![]()
■ポイント
リースハンギングは草丈も同じものを使用しましょう。
植物の色・形・質感で変化を持たせ、リースハンギングの形を生かした植え込みが好ましいです。
主役の花を先に植え込み、ピンセットを用いて株分けをした植物や脇役をあとからバランスを見て入れ込んでいきます。
ぎゅうぎゅう詰めにせず、植物同士が気持ち良く並んでいる状態が植物を生き生きとさせるポイントです。
生長していくこと、呼吸をすること、風通しを良くすることが大切です。
プリムラは花に水がかかると傷み易いので、水やりは水平にした状態で、なるべく花にかけず水苔を湿らせていくようにゆっくりしっかり行いましょう。
![]()
■まとめコメント
今回は大人のバレンタインで贈り物として作ったリースハンギングでした。
渋めの色のラフィアをリボン状に結び、ワイヤーでリースハンギングに固定しました。
![]()
リボンの位置はこちらのように上でも、
![]()
下でも、お好みに合わせて・・・。
![]()
プリムラは冬のリースには欠かせない植物です。
上手に使って、ワンランク上の大人のバレンタイン、演出しましょう♡
CHIRO
■ガーデンスタイリングスタッフより
今回は、バレンタインにちなみ、ハート型のリースプランターで寄せ植えを制作していただきました。
鮮やかなグリーンと花たちがハートを型どる、素敵なリースですね!
今年はチョコレートだけでなく、寄せ植えのプレゼントで大人のバレンタインを演出してみてはいかがでしょう?
■おすすめ特集




















