2016.8.22 / 寄せ植え
セミの鳴き声で目覚める朝。
太陽が高くなる前にお庭の水まきを急いで済ませます。
ジジジジジー、ミーンミーン。
鳴き声は体感温度を上げていくばかりです。
植物も強い陽射しに弱いものが多くあります。
いい環境で植物を管理するには、移動が出来る寄せ植えは理に適っています。
今回は移動も楽にできる、軽量の布製プランターで作る寄せ植えをご紹介します。
■今回使用したプランター
フランスで企画された布製プランターは、注目されること間違いなしです。
CHIROが選んだ色はライトベージュ。置き場所を選ばずに様々な植物を合わせることが出来る万能カラーです。
布製プランターはしっかりとした作りで、紫外線や汚れに強く、寄せ植えを美しく長く楽しめそうです。
重要なのは布製プランターのほどほどの保水性と排水性。そして根の呼吸を妨げない素材かどうか。
それらを全てクリアしている素材なので、安心して使用できます。
オリジナル感を出す為、布製プランターにステンシルで文字を転写しました。
材料は、水性アクリル塗料・スポンジ・カッター・ステンシルペーパーです。
ステンシルペーパーに文字を書き、カッターでくり抜きます。
布製プランターにマスキングテープで固定します。
スポンジ(又は小筆)に水性アクリル塗料を染み込ませ、文字を転写します。
ステンシルペーパーと布がずれやすいので、布製プランターの内側から手を当てて、ひと文字ずつ丁寧に転写を行ないます。
失敗しても、乾く前でしたら布で綺麗に拭き取れてやり直しが出来ます。
しっかり乾いてから、ステンシルを外します。
オリジナルの布製プランター、完成です。
では、このプランターに晩夏の花材で寄せ植えを制作しましょう!
■使用花材
・ルドベキア チェリーブランディー 2株
花色の幅があるので、好みの色味を選べます。秋まで長く咲き続け、主役となる花です。
・コリウス コリセウム 1株
日向を好みますが、強い陽射しでは葉焼けを起こすことがあります。
乾燥に弱いので夏場の水切れに注意しましょう。
・アルテルナンテラ ポリゴノイデス 2株
剪定で形を整えながら長く楽しめます。
・コルジルネ エレクトリックフラッシュ 1株
グリーンとチョコレートカラーの葉色はとてもスタイリッシュでCHIRO好み!
■その他材料
・活力剤(水で薄めて使います)
・鉢底石
■作り方
STEP1
鉢底石を底が見えない程度に薄く敷きます。
STEP2
土に肥料を混ぜた培養土をプランターの3分の2くらいまで入れます。
(プランターの布にしわが寄っているので、軽く押し込むように隅々に培養土を入れていきます)
STEP3
花材の配置を考えます。
植え込むまで、ポット苗ごと活力剤を薄めたものにつけておきます。
STEP4
コリウスの根を軽くほぐし、プランターの後方左側に配置します。
STEP5
コルジルネの根を軽くほぐし、プランターの後方右側に配置します。
STEP6
ルドベキア2株を左前と右後ろに配置します。
この時、花の向きを正面に向けましょう。
STEP7
アルテルナンテラ2株をルドベキアに対して右前と左後ろに配置します。
株間に培養土を入れ、棒で株元を優しくつついて、根と根の間にも培養土が入っていくようにします。
完成!!!
■ポイント
布製プランターは浸透性のある素材のため、水やりをすると画像のように余分な水分が出てきます。
室内での使用は避けた方が良さそうです。
コリウスやアルテルナンテラは剪定して整えましょう。剪定した枝や葉を挿し芽にして増やすことも出来ます。
ルドベキアの花柄はこまめに取り除き、秋まで花を楽しみましょう。
■まとめコメント
この布製プランターは様々なカラーがあるので、お庭やベランダにあるガーデングッズや構造物などとの相性でカラーを決めるのも良いですね。
今回は、CHIRO流にひと手間加えた布製プランターに寄せ植えしました。
夏に活躍するルドベキアはとても丈夫で扱い易い花です。
次回もルドベキアを使って、全くタイプの異なるプランターでどのように違った表情の寄せ植えを作れるか、ご紹介したいと思います。
お楽しみに!
CHIRO
■ガーデンスタイリングスタッフより
今回は布製プランターに寄せ植えをしていただきました!
転写した文字がアクセントになっていて、とても素敵な仕上がりですね。
今回はライトベージュを使用していただきましたが、全部で6カラーあるので、お好きなカラーを選んで楽しんでくださいね。取っ手がついているので、プランターカバーとしての使用もおすすめですよ。
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