2017.9.10 / 寄せ植え
夕暮れ時、トンボが飛ぶ姿を多く見るようになりました。
赤トンボと呼ばれるものの多くは、アキアカネをさすそうです。
茜色の夕暮れと茜色のトンボ。
いよいよ秋ですね。
ノスタルジックな色の茜色を主役に、今回は秋の寄せ植えを作りたいと思います。
■今回使用したプランター
イタリアFARMET社 軽量プランター ラウンド 径25cm
とにかく軽量。
女性もお子さんやご高齢の方にも、扱いやすいと思います。
テラコッタのようなデザインは、寄せ植えを明るく演出してくれます。
鉢底穴がありますので、排水性もいいでしょう。
■使用植物
・ポットマム マウントトリマ
9月から11月に開花します。咲き終わった花がらは摘み取りましょう。
耐寒性が強いです。日当りの良い場所で管理します。
・銅葉リシマキア モカビーツ 2株
9月から10月にボール状の黄色い花が咲きます。
銅葉はカラーリーフとしても活躍してくれます。
日の当たる場所で管理すると葉の発色と花付きが良くなります。
・ペニセタム JSジョメニク 2株
夏から秋、立ち性の尾状穂を展開させます。
風に揺れる姿を楽しみましょう。
・ケイトウ ホットトピックイエロー 2株
4月から10月、優しい黄色の花穂を付けます。
日当りと風通しの良い場所を好みます。
・ジュズサンゴ ジュズローズ 1株
6月から10月まで、実がピンクからローズに色付きます。
水切れには注意しましょう。
日当りと風通しの良い場所で管理しましょう。
・へレニウム ダゴタゴールド 2株
初夏から初冬まで黄色の花を咲かせます。
日当りと水はけを好みます。
■その他の材料
・活力剤(水で薄めた液に植え付け前の苗を漬けます)
・鉢底石
・鉢底ネット
・オルトラン(アブラムシなどの害虫を予防)
■作り方
STEP1
鉢底穴に鉢底ネットと鉢底石を敷きます。
STEP2
土に肥料とオルトランを適量まぜ(以下、培養土)、プランターの高さ3分の2程度入れます。
STEP3
植物を並べて配置の確認をします。
STEP4
ジュズサンゴの苗を株分けします。
STEP5
ケイトウの苗をポットから出し、根を軽くほぐしてから、
プランター後方に配置します。
STEP6
ペニセタムをポットから出し、根を軽くほぐし余分な土を落とします。
1株が大きい時には、株分けします。
左右非対称にケイトウの前と横に配置します。
STEP7
ポットマムをポットから出し、根を崩さずケイトウの前に配置します。
STEP8
へレニウムの根はあまり崩さず、余分な土を軽く落とし、
ポットマムと反対側に配置します。
STEP9
株分けしたジュズサンゴをポットマムとへレニウムの株間に配置します。
ジュズサンゴは枝先が重いので、バランスを見て枝先を剪定しましょう。
STEP10
リシマキアをポットマムの横やケイトウの横に、プランターの縁に添わせるように配置します。
枝先に動きがあるので、縁から出るようにすると良いでしょう。
植物の株間に培養土を入れていきます。
棒などでつつきながら行い、植物を安定させます。
不要な枝や、傷んだ葉などを取り除いたら、
完成です!!!
■ポイント
ポットマム、へレニウム、ジュズサンゴは根の崩し過ぎに気をつけてください。
基本的に、花の咲いているものは根を崩しません。
ギュウギュウに詰めること無く、根の生育を促すために余分な土は落とす必要があります。
葉ものや低木などの苗は、適度に根をほぐすことも必要です。
苗の配置は色・形・質感などを見て、バランス良く行いましょう。
■コメント
寄せ植えの植物は、主役から脇役やアクセントを決めると円滑です。
今回は茜色がテーマでした。
秋の花材の代表格であるポットマムを主役に抜擢しました。
ジュズサンゴはアクセントですね。
枝の動きが寄せ植えを自由に華やかに演出してくれました。
秋はガーデニングに最適な季節です。
寄せ植え、作りましょう!!
CHIRO
■ガーデンスタイリングスタッフより
今回は、秋の夕焼けのような色合いのポットマムを主役に、季節の移り変わりを感じる寄せ植えをご紹介くださいました。ジュズサンゴの鮮やかな赤い果実が、絶妙なアクセントとして効いていますね!日に日に過ごしやすくなり、ガーデニングもはかどる秋。みなさんもぜひ秋の寄せ植えにトライしてみてはいかがでしょうか!?
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