2017.8. 7 / 寄せ植え
日本各地で豪雨の甚大な被害が相次いでいます。
どこでも、誰にでも起こりうる天災。
地球温暖化による気候の変動は、人のエゴイズムから生まれたものだと感じています。
小さなことしか思いつきませんが、
「自分の家と庭を緑いっぱいにしよう!!」
という思いはとても強く心の中にいつも持っています。
とは言え、この酷暑。植物にとっても厳しい環境といえます。
夏はインドアの寄せ植えで、緑いっぱいを演出しましょう!!
■今回使用したプランター(鉢カバー)
今回は自然素材の鉢カバー。
奥深いブラウン色は、和風テイストにもアジアンテイストにも、洋風にも馴染みます。
防水でありますが、編み込んでいるタイプなので、
中には受け皿つきのプランターを入れましょう。
■使用植物
・ストレリチア ニコライ
直射日光を避けた日当りの良い場所、明るいカーテン越しなどの室内、ベランダに向きます。
水は土が乾いたら、受け皿にためない程度に与えます。
葉水はこまめに与えましょう。
株元は葉が少ないため、寄せ植えにはうってつけの植物です。
・ディクソニア アンタルクティカ
半耐寒性。
乾燥に弱いので、水やりと葉水をして管理します。
大きくなったら、植え替えをしましょう。
・木立性ベコニア マギダレンマジソン
鮮明な葉脈と小さな白花が魅了的です。
木立性の中でも叢生(そうせい)型で、株元近くからたくさん茎を出してこんもり茂ります。
日当りと風通しの良い場所を好みます。加湿には注意しましょう。
・シンゴジウム ホワイトバタフライ
美しい斑入り葉が特徴。生長するとツルを伸ばします。
明るいカーテン越しの窓辺などで管理します。
水やりと葉水は様子を見ながらこまめに行いましょう。
■その他の材料
・活力剤(水で薄めた液に植え付け前の植物苗を漬けます)
・鉢底石(軽く清潔なもの)
■作り方
STEP1
実際に置き並べて、植物の配置を決めます。
STEP2
鉢底石をプランターの高さ5分の1程度、敷きます。
土に肥料を適量まぜ(以下、培養土)、鉢底石が見えない程度入れます。
STEP3
大きなストレリチアは、根もかなり回っています。
鉢から出す時には、根を傷つけないように注意が必要です。
太い根はそのまま、細い根は軽くほぐして余分な土を落とします。
STEP4
ストレリチアをプランターの中央、やや後方よりに配置します。
葉の向きから、正面を見つけて植え込みましょう。
STEP5
ベコニアをポットから出し、根を軽くほぐして、余分な土を落とします。
ストレリチアの前方左寄りに配置します。
加湿が過ぎると腐ってしまうことがあるので、やや浅植えに植え込むといいです。
STEP6
ディクソニアをポットから出し、軽く根をほぐしプランターの前方右寄りに配置します。
やや深植えぎみにすると良いでしょう。
STEP7
シンゴジウムをポットから出し、軽く根をほぐして、プランター前方に配置します。
生長とともにツルが伸びてくるので、縁にやや傾けるようにしましょう。
STEP8
培養土を植物の株間に入れます。
棒などでつつきながら行うと、根と根の間に培養土が入り込んでいきます。
STEP9
傷んでいる葉を取り除き、全体的に整えたら
寄せ植えの植え込み終了!
STEP10
鉢カバーに受け皿と寄せ植えを入れて完成です!!!
■ポイント
・観葉植物それぞれに特性があります。
耐寒性と耐暑性。加湿・乾燥に弱い。上に伸びる・横に広がる・ツルが伸びていく。
特性を持った植物たちをひとつの鉢(プランター)に同居させるのが寄せ植えです。
同居が可能か否か・・・。見極めてあげることが大切です。
・この鉢カバーは自然素材です。室内や屋根のかかったベランダなどでのご使用に適しています。
・水やりの時には霧吹きで葉水も行いましょう。
■コメント
鉢カバーで、寄せ植えがグッ!とオシャレになりました。
自然素材ですが、味わいのある色味と洗練されたデザインは、
どの場所にでも合いやすく、様々なシーンの演出で活躍すると思います。
CHIRO
■ガーデンスタイリングスタッフより
今回は、天然素材の鉢カバーを使った寄せ植えをご紹介くださいました。4種のグリーンがブラウンのカバーによって、一段と緑鮮やかになり、まるで自然の風景を切り取ったような存在感のある寄せ植えですね。暑い日はインドアグリーンを楽しんではいかがでしょうか。
■おすすめ特集