2017.7.10 / 寄せ植え
横浜では、まだ梅雨明け宣言が出ていないというのに、セミの声が鳴り響いています。
四季の中でも夏がとても長くなっていることを実感します。
葉色を濃くした植物たちは、ジリジリと焼け付くような陽射しを浴びてじっと堪えていきます。
生長を休止させる植物が多い中、一際、元気に花を咲かせる植物『サルビア』。
夏、元気に咲き続けてくれる『サルビア』を使って寄せ植えを作りたいと思います。
■今回使用したプランター
組立式です。ドライバーを使います。
このように長方形の大きな板3枚と小さな板2枚、木ネジがセットされています。
組み立て方は手順に従って、行います。
木ネジを止める場所には穴が開いています。
穴同士を繋ぐように・・・。
板のサイズはピッタリしています。
木ネジがずれないよう注意しましょう。
10分程度で完成しました。
軽いので女性でも扱い易いので、安心してTRYしてください。
■使用植物
・カレックス オシメンシス エヴァリロ
鮮やかな黄緑色は寄せ植えのアクセントに。
根をハサミで切り分けて2〜3つに株分けしておきましょう。
・栄養系サルビア サリーファン 4株
初秋まで花が咲き続けます。
優しい水色は涼しげな印象です。日当りを好みます。
・スーパーサルビア パープル 2株
自然に分枝してボリュームが出ます。初秋まで花が咲き続けます。
日当りと水はけを好みます。
・エゴポデューム バリエガータ 2株
アップルグリーンにクリーム色の斑が入る葉です。
初夏には小さな白い花を咲かせます。暑さ寒さに強いです。
・観賞用トウガラシ ホットポップス パープル 3株
コロコロした丸い実が可愛いですね。
日当たりを好みます。
・コロキア 2株
半耐寒性低木。
暑さに強いです。寄せ植えをかっこ良くまとめます。
・オレガノブルガリ 2株
夏に花を咲かせ、晩秋は美しく紅葉します。
・黒葉トウガラシ ブラックパール 4株
黒色の葉と実。実は熟すと赤くなります。
夏の暑さに強く、日当りを好みます。
■その他の材料
・活力剤(水で薄めた液に植え付け前のポット苗を漬けておきます)
・オルトラン(適量を土に混ぜ、害虫から植物を守ります)
・鉢底ネット
・鉢底石
■作り方
STEP1
プランターで植物の配置を決めます。
草丈、色、形が偏らないように。
STEP2
鉢底穴に鉢底ネットを敷きます。
そして、鉢底ネットを隠すように鉢底石を置きます。
STEP3
土に肥料とオルトランを適量まぜたもの(以下、培養土)をプランター5分の1程度まで入れます。
STEP4
草丈の高いオレガノ、スーパーサルビアを配置します。
植物の正面(葉や花が前を向いている方向)を見極めて前を向けてあげましょう。
STEP5
黒葉トウガラシ、株分けしたカレックス、サルビア サリーファンを配置します。
STEP6
コロキア、トウガラシ ホットポップス、エゴポデュームを配置します。
STEP7
株間に培養土を入れていきます。
棒などでつつくと隙間なく入ります。
完成!!!
■ポイント
横に長いプランターは草丈を揃えると単調になってしまいがち。
草丈の高いものを取り入れて、左右対称にせず、不規則に配置することがワンランクアップのポイントです。
隣り合うもの同士が同じ植物にならないように気をつけましょう。
夏の灌水は気温が低めの時間帯で!
■コメント
夏の花サルビアを主役に、寒色のグラデーションで寄せ植え制作しています。
赤やオレンジ、黄色といった夏色もいいのですが、涼しげで大人っぽい配色は、プランターの色の反対色でもあります。
プランターと寄せ植えが互いに引き立てあう色彩となっています。
そして、どの方向から見ても美しい植栽を心掛けました。
夏の寄せ植え、いかがですか?
CHIRO
■ガーデンスタイリングスタッフより
今回は、ナチュラルな色合いの横長プランターを使った、夏の寄せ植えをご紹介くださいました!明るい色味の木製プランターと寒色系の植物が互いの色を引き立てあい、鮮やかで涼しげな印象が素敵ですね。見た目に涼しい寄せ植えや夏色の元気な寄せ植えなど、暑さに強い植物を選んで、ぜひ夏の寄せ植えを楽しんでみてください。
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