2017.6. 5 / 寄せ植え
お庭の紫陽花が日々生長しています。梅雨入りもそろそろでしょうか?
雨と紫陽花との共演が楽しみです。
我が家では紫陽花を切り花にして、お家でしつらえるのが6月恒例となっています。
梅雨になっても毎日を楽しく過ごしたいものです。
さて今回は、吊り型ハンギングタイプの寄せ植えを作ります。
【Aタイプ】
【Bタイプ】
■今回使用したプランター
35×35×16センチの大きさですが、スチール製の骨格にヤシの繊維で出来ているのでとても軽量です。
チェーンは3方向についています。付属しているS字フックで吊り下げる形です。
ナチュラル素材なので、どんな花材の寄せ植えにも、どのような構造物とも相性も良く、容易に使用出来ます。
■使用植物
【Aタイプ】
・ペチュニア プレミアムコレクション セミダブルアプリコット 3株
ペールトーンのイエローとピンクは可愛らしく柔らかい印象です。
初秋まで咲き続け、日当りを好みます。
・斑入りグレコマ レッドステム 3株
赤いツルが伸び日当りから半日陰まで場所を選びません。
耐寒性・耐暑性があり丈夫です。
・斑入りカラミンサ グランディフローラ バリエガータ 3株
日当りと水はけがいい場所で管理します。
大変丈夫な宿根草です。初夏にピンクの花を咲かせます。
・ヘデラ白雪姫 モコモコ 2株
小さくて名の通りモコモコした葉が特徴。
耐暑性はありますが、寒さは苦手です。強い陽射しは避けましょう。
・アゲラタム ミルキーパフピンク 3株
夏の花後に切り戻し秋まで花を咲かせましょう。
日当りと風通しの良い場所を好みます。
【Bタイプ】
・バロータ 3株
一年中ふわふわしたシルバーリーフ。
耐寒性があります。
・オレアリア プラチナム 2株
繊細なシルバーリーフ。
耐寒性があり、乾燥にも強いです。
・霜降り斑入りフィカスプミラ 3株
斑の入りがまだらで、葉の縮れがない珍しいタイプです。
強い陽射しは避けましょう。
・イポメア テラスメープル 2株
新葉は緑がかっていますが、しばらくするとブロンズ色に変化します。
日当りを好みます。
・ヘデラ ライトフィンガー 2株
強い陽射しは避けましょう。細くスタイリッシュな葉です。
・ナツメグゼラニウム マーブルレモン 3株
香りが素晴らしいです。5月〜10月小さなピンクの花が咲きます。
日当りと水はけを好みます。
・ペチュニア プレミアムコレクション カプチーノ 3株
秋まで花が咲き続けます。花付きが悪くなったら、地際から15センチ残して切り戻しをします。
■その他の材料
・活力剤(水で薄めた液に、植え付け前、ポット苗を漬けておきます)
・オルトラン(適量を土に混ぜ、害虫から寄せ植えを守ります)
■作り方
【Aタイプ】STEP1
植物の配置を決めます。
ポット苗は植え込むまで活力剤を薄めた液につけておきましょう。
STEP2
ヘデラを株分けします。
余分な土を落とし、からまった根をほぐして3〜5つ程度に分けます。
STEP3
土に肥料とオルトランをそれぞれ適量混ぜます。(以下、培養土)
培養土はハンギングの7分目程度入れます。
中央を少し高くしておくと良いでしょう。
STEP4
カラミンサをポットから出し、軽く土を落として、ハンギング中央に配置します。
STEP5
同様に土を軽く落としたペチュニアをハンギングの縁に配置します。
やや外側に傾けるのがポイント。
STEP6
植え付け前のポット苗の取り扱いは全て同じです。
アゲラタムをペチュニアの隣に外側に向けて配置します。
STEP7
グレコマをアゲラタムの隣に、外側に傾けて配置します。
STEP8
残り半周も同様に、ペチュニア・アゲラタム・グレコマを縁に添って外側に傾けて配置します。
STEP9
ピンセットを使って、株分けしたヘデラを草丈の低いアゲラタムの周りや、縁から枝垂れるように植え込みます。
STEP10
株間に培養土を入れ棒などで軽くつつき、根と培養土を馴染ませます。
Aタイプの完成です!!!
【Bタイプ】STEP1
植物の配置を決めましょう。
植え付け前はAタイプ同様、活力剤を薄めた液につけておきます。
STEP2
ヘデラとオレアリアを株分けします。
STEP3
ハンギングに培養土を7分目程度入れます。
ペチュニアの土を軽く落として、ハンギングの縁に外側に傾けて配置します。
プミラはペチュニアの隣に外側に傾けて配置します。
STEP4
ペチュニアとプミラの内側にオレアリアとナツメグゼラニウムを配置します。
STEP5
続けてペチュニア・イポメアを外側に傾けて縁に配置します。
STEP6
ペチュニア・イポメアの内側にバロータを配置します。
STEP7
イポメアの隣にナツメグゼラニウム、その内側にオレアリアを配置します。
STEP8
続けてペチュニア・プミラを縁に、内側にバロータ・イポメア、縁にナツメグゼラニウムの順で配置します。
STEP9
株分けしたヘデラを縁から枝垂れさせたり、株間にバランスを見ながら、ピンセットを使って植え付けます。
隙間なく培養土を入れ、軽く棒でつついてなじませます。
Bタイプの完成です!!!
■ポイント
ハンギングは高い場所に飾るので、どのようにすれば美しく見えるのかを考えて植え込みます。
基本は丸くこんもりさせることです。
中央には、草丈が高めの植物や生長すると草丈が伸びるもの。
縁に向かっていくにつれ、外側にやや傾けて植え込みます。
枝垂れるものがあるとより効果的に高さの演出ができます。
【Aタイプ】
【Bタイプ】
■コメント
壁面に飾る場所があればベストですが、お庭の塀や樹木の枝、柱のような場所でもいいですね。
CHIRO庭では、アンティークのハンギングフックを2箇所設置しています。
ハンギングが無くても、欠かせないアイテムとして定着しています。
玄関前のアプローチは、落ち着いた大人色のハンギングでお出迎え。
そして、ダイニングから見るCHIRO庭の一部として、チャーミングな配色のハンギング。
お庭がワンランクアップする、ハンギングの寄せ植えはいかがですか?
CHIRO
■ガーデンスタイリングスタッフより
今回は、シンプルなデザインの半円形ハンギングバスケットに印象の異なる2タイプの素敵な寄せ植えをご紹介くださいました!玄関先や壁面などに吊り型ハンギングタイプの寄せ植えがあると、ぐっと上質な空間に変わりますね。壁面や空間の高さを上手に活用して、ワンランク上のお庭を演出してみてはいかがでしょうか。
■おすすめ特集