2016.5.27 / 寄せ植え
まだ5月ですが今年は暑いですね。
夏の庭しごとは、暑さと戦って蚊から身を守りながらの作業となります。
でも、木陰でそよ風が吹くと、汗がス〜ッとひいて気持ちがいいものです。
そのちょっとした気持ちのいい瞬間や、元気に咲く花、いきいきとした葉を見て、お庭しごとの醍醐味を感じていただければと思います。
■今回使用したプランター
アンティーク調バケツ型プランター
さて、今回はアンティーク調で茶褐色のプランターを使用しました。
スチール製の素材感は渋くてかっこいいです。
重さを感じないので女性でも扱い易く、大きさは寄せ植え制作には最適なサイズです。
■使用花材
・ランタナ レインボーオレンジ 2株
こちらのタイプは従来のものよりも分枝がよくたくさんの花がつきます。
夏の暑さに強く秋まで楽しめます。
・バーベナ ハートビスケット スーパーレッド 1株
バーベナは剪定をして形を整えるのですが、株の中心の花が少なくなってしまいがちです。
この品種は株の中心の花付きが良いのが特徴です。
彩度の高い赤色は目を引きます。
・イポメア ブラッキー 2株
日当りの良い場所を好みます。
しまった黒色は寄せ植えを引き締めます。
・ガザニア カナリアスマイル 2株
良く分枝するタイプです。日当りを好みます。
夏の暑さに耐え秋まで花を楽しめます。
・イポメア スイートハートライムグリーン 1株
蔓が伸びてきたら剪定をして整えます。
爽やかな明るい色です。
・カレックス フロスティッドカール 1株
華奢な葉は株分けし易く、寄せ植えのアクセントとなります。
■その他材料
・鉢底ネット
・鉢底石
・オルトラン(適量を土に混ぜます)
・活力剤(水で薄めて使います)
・バイオゴールド ストレスゼロの土
■作り方
STEP1
寄せ植えのイメージを花材を並べて作っていきます。
STEP2
鉢底穴に鉢底ネットを置きます。底からの害虫の侵入を防ぎます。
STEP3
鉢底石を深さの5分の1程度敷きます。
STEP4
土に肥料とオルトランを適量混ぜ、半分の深さまで入れます。
STEP5
カレックスを株元から3つに分けます。
STEP6
比較的大きな株のバーベナから準備します。
根の土を少し落としたら、活力剤を薄めた水で根を優しくほぐし植え込む前まで浸しておきます。
プランターの右側にやや傾けるように配置します。
STEP7
寄せ植えの主役のガザニアもバーベナ同様に準備しておきます。
バーベナの隣、プランターの奥に配置します。
STEP8
ランタナの同様に準備しておきます。
プランターの左側、ガザニアの横にやや傾けて配置します。
STEP9
イポメアグロッキーは株元が細いので土を落とす時、注意しましょう。
他の植物同様の準備の後、プランターの左前に配置します。
STEP10
ガザニアを左前に配置します。
STEP11
ランタナを正面中央からやや右寄りに配置します。
STEP12
イポメア グロッキーを前中央に配置します。
STEP13
イポメア スイートハートを左前に配置します。
STEP14
株分けしたカレックスを色のバランスを見ながら、ピンセットで入れていきます。
STEP15
向き、長さ、葉や花の分量や割合、バランスなどを見て、形を整えていきます。
培養土を株間に入れ、棒で軽くつつきながら根と根の間に培養土を馴染ませていきます。
ウォータースペース(プランターの縁から培養土の高さを下げる)は1センチほど取ります。
STEP16
完成!!
■ポイント
オーバル型のプランターから溢れそうな寄せ植えのフォルムに仕上げましょう。
外側に配置した植物を少し外側に傾けることがポイント。
時間が経つと横にも上にも育っていくのでより華やかになります。
伸び過ぎた枝や剪定し、花柄はこまめに取りましょう。
■まとめ
夏の暑さにも負けない、元気をくれる寄せ植えです。寄せ植えの配色も快活、元気のイメージにしました。
夏の灌水は大変ですが、美しく保つ為に一日2回たっぷりと水を与えましょう!
■ガーデンスタイリングスタッフより
今回は葡萄柄の模様がアンティーク調のバケツ風プランターに寄せ植えをしていただきました。
夏らしい配色の寄せ植えが、アンティークなサビ調仕上げともうまくマッチしていますね。
四季に合わせて寄せ植えのテーマを変えると、寄せ植え時の楽しみが一段と増しますよ。
気軽に寄せ植えを楽しめるサイズなので、初心者の方にもおすすめのプランターです!
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