お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

宿根草が最も輝き、華やぐ季節がやってきました!
バラと宿根草の競演は思わず息をのむ美しさです。

日本各地では、大小さまざまなガーデニングショウが開催されています。
お庭でも、街でも、公園や庭園、ベランダや寄せ植えなどの小さな世界でも、この美しい季節の植物を存分に楽しむことが出来ます。
初夏から夏へ・・・あなたの好きな植物で寄せ植えを作ってみませんか?

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■今回使用したプランター

このプランターは吉谷桂子さんがデザインされたものです。
狭い場所、壁際でも設置できる半円形。
カーキグリーンは落ち着いた緑色なので植物のどの色味にも合わせ易いです。

プランターの素材はポリファイバーストーンで、表面は凹凸がほとんどなく清潔にお使いいただけます。
鉢底穴は2箇所あり、排水性があります。
軽量なので、容易に移動が出来るのもいいですね。

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■使用花材

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・リシマキア ミッドナイトサン
 植えた直後はクタッとしますが、数日で上を向いてしっかりします。
 黄色い小花が咲きます。

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・アルテルナンテラ パープルナイト
 銅葉に白く小さな丸い花をつけます。夏には大きく生長します。

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・アンゲロニア エンジェルフェイス ブルー
 一般的なアンゲロニアの花より大き目で、茎もしっかりしています。
 夏の暑さに強くお日様を浴びてどんどん咲きます。

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・銅葉イネ オリザ ドゥ ショコラ
 生育旺盛で耐暑性が強いです。秋には稲穂も楽しめます。

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・アンゲロニア エンジェルフェイス ウェッジウッドブルー
 分枝性に優れていて花付きが良いです。

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・ペチュニア 宙色小町
 日向を好みます。秋まで花を楽しめます。
 徒長した枝は剪定すると形良くまとまり、数週間後にはまた花が咲きます。

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・ペチュニア プリマブルー
 八重咲きで華やかです。色がとてもステキです。

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・セントーレア モンタナ
 青紫色の矢車のような形の花で、繊細な雰囲気。
 茎葉がやわらかな白い毛に覆われています。乾燥にも耐える強健種です。

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・ヒューケラ シルバーインディアナ
 花茎が長く、葉の色味に特徴があり存在感があります。

■その他材料

・鉢底ネット
・鉢底石
・オルトラン(適量を土に混ぜます)
・活力剤(水で薄めて使います)
バイオゴールド ストレスゼロの土

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バイオゴールド クラッシック元肥
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■作り方

STEP1
植物の配置を決めます。
草丈、色味、葉や花の形状などを考えて配置すると良いでしょう。
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STEP2
鉢底ネットを置き、鉢底石をプランターの深さ5分の1程度入れます。
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STEP3
肥料とオルトランを適量まぜた培養土は、ポット苗の深さよりもやや低い位置まで入れます。
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STEP4
花柄や傷んだ葉を取り除きます。
ポット苗は植え込む前に軽く根の土を落とし、活力剤を適量薄めた水で根をつけ込んでおきます。
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STEP5
草丈の高いアンゲロニア ブルーを後ろのやや左側に配置します。
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STEP6
ヒューケラを後ろ左側に葉がプランターから外に出るように配置します。
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STEP7
アンゲロニア エンジェルフェイスをアンゲロニア ブルーの隣に、茎同士が絡まるように配置します。
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STEP8
セントーレアの草丈の高い方を後ろ中央よりやや右側に配置します。
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STEP9
銅葉イネを色のバランスを見ながら、後ろと中央に配置します。
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STEP10
八重咲きのペチュニアを前の左側にプランターの縁から外側に少し傾けて配置します。
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STEP11
セントーレアの草丈が低い方を八重咲きペチュニアの右側に配置します。
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STEP12
アルテルナンテラをセンターレアの右側に配置します。
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STEP13
プランターの前右側と中央にペチュニア 宙色小町をプランターの縁から外にはみ出るように配置します。
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STEP14
リシマキア ミッドナイトサンをプランターの前の縁に垂れ下がるように配置します。
残りのアルテルナンテラは全体のバランスを見て配置します。
植物の配置が済んだら、培養土を隙間にしっかりと入れて植え込み完了。

完成です!!!
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■ポイント

色彩的にカーキグリーンとダークオーキッド(薄青紫色)は相性がとてもいいです。
お互いを強調しあい、より鮮やかに見えます。

プランターの色が印象深いので、そこから主役となる植物の色を決めていくと寄せ植えの色彩はまとまりきれいに仕上げることが出来ます。
プランターの縁に植え込んだリシマキアは後に黄色い小花を咲かせます。薄青紫のグラデェーションとカーキグリーンのプランターの間に黄色の小花が咲くと、補色対比が生まれ、ますます互いに引き立て合う寄せ植えとなっていきます。

■まとめコメント

寄せ植えは、同系色でまとめる方法や補色同士を合わせる方法などいろいろな組み合わせが出来ます。
色彩から考える寄せ植えはとてもオススメです。
植物は生長していきます。変化していく葉色と花色を知った上で配置していきましょう。
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■ガーデンスタイリングスタッフより

今回はカリスマガーデナー吉谷桂子さんとコラボしたプランターに寄せ植えをしていただきました。
吉谷桂子さんのセレクトカラー「セージグリーン」は花色や葉色、フォルムを問わずにどんな草花も引き立ててくれます。
今回寄せ植えしたいただいたダークオーキッド(薄青紫色)との相性もばっちりですね!

土がたっぷり入るタイプなので、草丈のある植物も安心して育てられますよ。
プランターとしてだけでなく、玄関前に置いておしゃれな傘立てに活用することもポイントです。

吉谷桂子さんの商品開発エピソードとおすすめアイテムもチェックしてみてくださいね。

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CHIRO

寄せ植え作家。 寄せ植えの制作販売、寄せ植え講師、店舗装飾、コラム執筆、寄せ植え監修など『寄せ植え屋 CHIRO』として活動中。 ブログ『CHIROのお庭しごと』で寄せ植えやガーデンの情報を発信。 掲載誌『園芸ガイド』など。

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