2016.9.27 / 寄せ植え
10月だというのに蒸し蒸しとした毎日。お庭の植物も悲鳴をあげています。
湿度に弱い植物が腐ってしまったり、突然枯れてしまったり。
植物の管理は年々難しくなってきているように思います。
プランターを上手に使って、ガーデニングを楽しみましょう!!
■今回使用したプランター
ストロベリーポットってご存知ですか?
陶器が一般的ですが、側面に植え込む場所が幾つかある形状の鉢です。
ストロベリーは結実すると下に向かって実がなるので、ストロベリーポットに植えると実を摘むことが簡単で、見た目にもとても可愛いです。
今回使用するプランターは重ねて使えば、ストロベリーポットのように。そして、ひとつでも個性的な形状のプランターとして使えます。
段ボールでこのように届きました。
今回のカラーはライムグリーン。3つ重ねて寄せ植えを制作します。
■使用花材
・チョコレートミント
日向から半日陰で管理します。繁殖力が強いので、大きくなったら単植えをおすすめします。
・カレープラント
日当りを好みます。風通しの良い場所で管理します。
クリームチーズ、卵、肉料理に使われます。
・レモンバーベナ
日当りを好みます。葉を収穫して乾燥保存します。
ティーは鎮静作用があり気管支炎を和らげると言われています。ポプリ・入浴剤としても活躍します。
・パイナップルミント
日当りを好みます。6〜10月に束ねて乾燥または冷凍保存も出来ます。
料理や飲み物に爽やかな香りを添えます。
・ジャーマンカモミール
日当たりを好みます。5月〜10月にかけて咲く若い花を摘み取り乾燥させて使用します。
ティーはリラックス効果があり、消化を促進させます。
・レモンマリーゴールド
葉はレモンの香りがします。細かく分枝し大株になっていきます。秋には小輪の黄花を咲かせます。
花壇や切り花で楽しみます。
・ラムズイヤー
日当りを好みます。乾燥させてドライフラワーに用います。
・チャイブス
日当りを好みます。葉を細かく刻んでスープ・シチュー・オムレツなど、薬味として利用します。
花はドライフラワーに。
・ヒソップ パープル
日当りと水はけの良い場所で管理します。夏には紫色の花を咲かせます。
清涼感のある爽やかな香りがして、料理やティーに活用できます。
開花直前に収穫し乾燥して保存しましょう。
・マリーゴールド 4株
晩秋まで楽しめる一年草。
センチュウという害虫の発生を抑制する効果(コンパニオンプランツ)があります。
・スィートバジル
日当りを好む一年草です。肥料が必要です。
サラダ・ピザ・パスタなど活躍の場が多いです。
・セージ グローワーズフレンド
日当りと水はけの良い場所で風通し良く管理します。
香りが強く肉・魚料理の臭み消し香り付けには欠かせません。
・オレンジミント(オーデコロンミント) 2株
日当りと水はけの良い場所で管理します。肥料も施しましょう。
爽やかな柑橘系の香りがデザートやティーに合います。
・ワイルドストロベリー
日当りの良い場所で管理します。初夏に小さな実を収穫できます。
・スィートハーブメキシカン
加湿が苦手で繁殖力が強い宿根草です。地下茎を伸ばして増えていきます。
葉には砂糖の1000倍甘さを持ちます。乾燥させて水で煮詰めて利用します。
・ミント ペニーロイヤル
日向・半日陰で管理します。初夏に小花を咲かせミントの爽やかな香りがします。
特に防虫効果があります。
・アロマティカス
食べられる多肉植物と言われています。加湿には注意しましょう。
ティーや料理に活用します。
・クリーピングタイム
地面を這うタイプでグランドカバーとして使えます。
料理やポプリ、クラフトにも利用します。
・ステビア 2株
日当りの良い場所で管理します。
葉と茎を生・乾燥させてティーや料理の甘味として利用できます。
低カロリーなのが嬉しいですね。
・レモンバーム 2株
日当り・半日陰で管理します。開花直前に収穫し乾燥保存します。
ティーはフレッシュな葉を熱湯で注いだポットに入れ3〜5分蒸らします。
・ローズマリー インガウノ
日当りと水はけの良い場所で育てます。
スッキリとしたやや刺激のある香りです。
オイルやビネガーに漬けたり、肉や魚料理・野菜料理に活躍します。
・スープセロリ 2株
乾燥に弱いので注意しましょう。
花を咲かせないようにすると、新しい葉をたくさん収穫出来ます。
料理に利用出来ます。
・ダークオパールバジル
日当りと風通しの良い場所で管理します。
ハーブオイル・ビネガー・料理の彩りに使えます。
■その他材料
・鉢底石
・珪酸塩白土(根腐れ防止剤として使います。適量を土に混ぜます。)
・活力剤(水で薄めて使います。)
■作り方
STEP1
三つ葉のクローバーのような形状です。鉢底穴は小さく、中央にあります。
ポット苗は活力剤を薄めた液にポットごと漬けておきます。
土に肥料と珪酸塩白土を適量まぜ準備します。(以下、培養土)
STEP2
先ずは1段目。
鉢底穴周辺に鉢底石を、周りに培養土をプランターの深さ3分の1程度入れます。
STEP3
プランターは中央部分が重なっていきます。植え込むスペースは円状の部分となります。
ハーブの苗は根が細く柔らかいものも多いので、ポットから出す時には優しく扱います。
根が回っていないものはそのまま、根が回ってしっかりしているものは軽くほぐして配置していきます。
1段目は料理で使うハーブです。
スープセロリ・チャイブス・スィートバジル・ヒソップ・ダークバジル・アロマティカス、
アクセントとコンパニオンプランツとしてマリーゴールド。
STEP4
配置の場所が決まったら、2段目を重ねてから植え込みましょう。
大きくなるハーブもあるので、ひとつひとつ間隔をあけます。
2段目は1段目と同様に鉢底石・培養土を入れ、配置を決め、3段目を重ねた状態で植え込みましょう。
2段目も料理で使うハーブです。
セージ・ローズマリー・ワイルドストロベリー・クリーピングタイム・ラムズイヤー・カレープラント・スィートメキシカンハーブと、
ここでも彩りのアクセントとコンパニオンプランツにマリーゴールド。
STEP5
最後に3段目。
一番上になるので、全体に鉢底石を薄く敷き、培養土を入れます。
植物をそれぞれ間隔をあけて配置し、植え付けます。
3段目はデザート・ティー・アロマ・ポプリなどのハーブです。
ステビア・オレンジミント・レモンバーム・チョコレートミント・ジャーマンカモミール、
アクセントにレモンマリーゴールド・アクセントとコンパニオンプランツにマリーゴールド。
STEP6
隙間無く培養土を入れて。
完成!!
■ポイント
①鉢底穴が小さいので、水はけを良くするために鉢底穴の周りは鉢底石で覆うようにします。
②使用する土は排水性の良いものが良いです。根腐れ防止のため土に珪酸塩白土を混ぜることをおすすめします。
③蒸れを防ぐために、植え込む時は深植えにならないようにしましょう。
④プランターを積むので、重なるところには植物を植えないでください。重ねた状態で植え込むといいですね。
⑤ミントなど、繁殖力が強いものは大きくなり過ぎる前に単植します。ポットごと植え込んでしまえば、大きくなる過ぎることを遅らることもできますよ。
⑥毎日、設置の角度を変えて全面にお日様が当たるように管理しましょう。
■まとめコメント
プランターのライムグリーン色はベランダなどで映える色ですね。
オレンジ色のマリーゴールドとは色の相性が良くハーブとの相性としてもいいので、彩りに是非加えてみてください。
段ごとに、用途の同じハーブを植えると分かり易くでオススメです。
寄せ植えに高さがあると、立体感が出て個性的な演出が出来ますよ。
CHIRO
■ガーデンスタイリングスタッフより
立体プランターの寄せ植え、いかがでしたか??
段ごとに、用途ごとのハーブを植えて管理するのはとても良いアイデアですね!
今回は3個組で使用していただきましたが、単体で使用しても、3個以上重ねても楽しめる個性豊かなプランターです。
色々な種類の植物を楽しみたい方、ぜひ立体プランターに挑戦してみては??
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