2016.10.17 / バラと仲良く暮らす
病害虫対策
日本の夏場の病害虫にご用心!ハダニと黒点病(黒星病)対策
葉が乾燥しがちなこの季節に増えるのがハダニです。
特にベランダで栽培している方は注意が必要。
ハダニは水を嫌うので発生しやすい葉の裏側を中心にシャワーをかけるだけでも予防できます。葉に黄変が現れてしまったらバロックを散布しましょう。
また、台風や夕立ちで激しく雨が降ると、土のはね返りから黒点病(黒星病)が発生しやすくなります。
薬剤の散布やマルチングで予防を。黒斑を発見したらサプロールを散布しましょう。
病害虫対策は予防あるのみ!
季節特有の発生しやすい病害虫を知っておけば大丈夫。
暑さが苦手なウドン粉病は、夏のピークを迎えるこの季節にはあまり発生しなくなります。
おもだった敵はハダニ&黒点病(黒星病)。予防・早期発見を目指し、対策に集中しましょう。
鉢に日光が当たるのを防ぐため、大きめの鉢にすっぽりと丸ごと入れてカバー代わりに。この作業だけでも鉢内部の温度は格段に下がる。
蒸散防止、保水に効果的なマルチング。地表を覆うようにバークやヤシ材を敷いて。水やり時や雨のはね返りを防ぎ、黒点病(黒星病)の発生を抑える。
虫や病気は葉の裏に発生することが多い。葉裏を重点的に散布すれば万全。
株元に穴があき、おがくずのようなものがモコモコと出ていたら、カミキリムシの幼虫が住み着いている証拠。
穴の中に殺虫剤をまくこと。夏に生まれて1年間住みつき、株が枯れてしまうことがあるため早期発見が求められる。
害虫を寄せつけにくくするには...?
あらかじめ、害虫を寄せつけない天然100%の植物保護液を散布しておきましょう。
ミミズやミツバチには害がないので安心。
はじめてのバラ コラム一覧
Vol.8 7・8・9月のバラ栽培