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春と秋は種子まきのベストシーズン。
種子袋の後ろに書いてある「まき時」をチェックしてから始めましょう。
初心者にはコマツナ、ラディッシュ、リーフレタスなどがお勧めです。

直まきとポットまき 用途によって使い分ける

春は種子まきの第1シーズン。関東では3月頃から葉もの野菜やハーブなどの種子まきが始まります。
発芽のポイントは気温。種子まきには最低でも10℃ぐらいは必要です。
場所によって気温は異なるので、その地域に合った「まき時」を選ぶこと。心配なら多少遅れても、桜が散る頃まで待つとよいでしょう。
種子まきの第2シーズンは秋。特に虫がつきやすいアブラナ科の野菜は、病害虫が多発する春より栽培管理しやすいのでお勧めです。

種子まきの方法は、「直まき」と「ポットまき」の2種類があります。

「直まき」は収穫する場所に直接種子をまく方法。
栽培期間が短い葉茎類(コマツナ、ホウレンソウ)や、移植を嫌うニンジン、ダイコンなどの根菜類に適しています。
まき方も「条まき」「点まき」「バラまき」などがあり、いずれも種子をまく前に根が張る深さまで土をほぐし、表面を均一にならしておくことがポイントです。

「ポットまき」は別の容器に種子をまいて育苗し、収穫する場所へ移植する方法。
それぞれの用途や野菜の種類によってまき方を選ぶとよいでしょう。

 直まきの方法 

方法1 条(すじ)まき

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平行になるように一定の浅い溝を作り、なるべく重ならないように種子をまいていく。
コマツナ、チンゲンサイ、ホウレンソウなどの葉茎菜、カブ、ニンジンなどの根菜類に用いる。

方法2 点まき

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マメ類、ハクサイ、ダイコンなど発芽率のいい大型野菜向き。
空き缶などの底面を軽く押しつけて浅いくぼみを作り、1カ所につき数粒ほどの種子を等間隔でまく方法。

方法3 バラまき

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まき床の表面にまんべんなく種子をばらまいて、上から薄く土をかける。
種子のまきムラや間引きなどの手間もあるが、コンテナなど狭い範囲で手早にまきたい時にお勧め。

 間引きをする 

種子はどうしても多めにまいてしまうので、たくさん発芽します。
ある程度大きくなると葉が重なり合い、通気が悪くなったり、養分を奪い合ったりすることに。
放っておくと病害虫が発生しやすく、生育不良の原因にもなってしまいます。

そこで、込み合った部分の株を抜き取る「間引き」の作業が必要に。
間引き菜ももちろん食べられるので、ベビーリーフをサラダや、味噌汁の具にして楽しみましょう。

Point1 形の悪いものから間引く

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本葉が出てから、3〜4回に分けて行います。
葉が込み合っている部分を等間隔になるよう②や③のような葉形が悪いものから間引きましょう。

Point2 ハサミを使って間引く

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間引き菜を引き抜く際は、根を傷めたり、まわりの苗も抜いたりするおそれがあるので、初心者はハサミを使ってカットするとよいでしょう。

Garden&Garden 特別編集

「大好きな草花に囲まれて暮らしたい」「もっと自分らしい庭をつくりたい」そんな思いを持ったガーデナーに向けて、等身大のガーデンライフをガーデニング季刊誌 Garden&Gardenにて提案。 「いかに使うか」や「どう過ごすか」で、庭やベランダがもう一つのリビングに大変身。インテリアを楽しむように、自分にあった素敵な空間をつくるヒントを発信しています。

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