お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

DSC_0225.JPG

「発信ではなく、伝達が大切だ」という言葉。う〜ん。と唸った。

昨日、浜松にて、山田桂一郎氏の講演で伺った。天童浜名湖鉄道の「花のリレープロジェクト」をはじめとして、地域の方々と地方創生に関わる仕事も多いので、そこをどうしたら、もっとその地域が賑わうかを考えながらのガーデンデザインであり、そこは庭だけではないのですが、

なかなかに難しいところで試行錯誤をしています。そこでヒントになったのが、発信ではなく、伝達。SNSは発信して終わりのところがあり、受けたほうも、受信して終わりのところがあるように思っていて、それで私はちょっと、インスタとかが苦手でした。

このところ忙しさも手伝ってまた遠のいて(いいわけ)。

IMG_4919.jpeg

私が庭をつくるのは、その昔イギリスの庭を見て大感動した体験から、日本でも皆様に見ていただいて「美しい」と楽しんで欲しいという思いから。

ただし、まだ今の日本で、私自身がイギリスやオランダで感動した Piet Oudolfさんデザインの庭のように、Pietデザインの庭ができたことで、その街や村への集客が圧倒的に増えたという事実を間に受けて、日本で同じようにして同じ結果を招けるとは思っていないので、日本のマーケットにあったデザイン。自分にできる範囲で。という注釈付きになる。

現状よりも、ちょっと進んでいるとか、そういった塩梅、塩加減のような。

たとえば、塚本こなみさんのフジはとにかく世界一美しいけれども、そこに私の植栽を足す。という塚本こなみさんの考え方があったので、はままつフラワーパークでは、このような景色を望むことができています(時期限定)。優秀なスタッフにも恵まれて植栽ができています。ただし私もスタッフも

自分が好きな世界というよりは、少しでも多くの方がたに喜んでもらえるのはどういうことかを考える。ただし、まだまだ、フジだけ、◯◯一色の景色の方が人気あるらしく。そこはどうなのか。

(それも素晴らしいけれども、私はそれ以外も見たい)

バラ園もバラの畑じゃ、面白くないと思っていて、バラだけではなく、イングリッシュガーデンの素晴らしさは、他の宿根草との調和。オーケストラのようなハーモニィ。

しかし、それを鑑賞するにも、ある程度の理解力がいるのだろうか。

IMG_4905.jpeg

新たなリテラシーが求められる時代だという。

それは本当にそうだと思う。21世紀に入ってもう20年近い。

そしていよいよ、あと1週間ほどで平成の時代も終わる。未知の時代が始まる。

20世紀の真ん中、昭和に生まれた私としては...それこそ、今やパソコンやスマホのない毎日は考えられなくなっているけれど、それに伴って、

それを十分に理解して、活用することが求められるようになり、同じ今の時代に生きていてもコンピューターとかITとか、使わない人は同じ時間のなかでも異次元にあるのではなかと(大げさだけど)。

私は、1990年代に入ってわりとすぐにパソコンと向き合ったのですが、最初は、おはずかしながらテトリスのゲームみたいなことしかできなかったなぁ。メールだって、ようやく90年代後半から。余談だけど、メールを送るときだけピリピリピリービャリリー。みたいな。信号音。イギリスに住んでいたので、その都度電話代がかかってブリティッシュテレコムに支払っていました。

今なんて、世界中どこにメールを送ってもお金もかからない。便利です。でも、便利さって、なにか危険な影を感じませんか?便利はありがたいけれども、私がイギリスに住んで確信したこと。

便利さよりも気持ちのよさ。後ろめたさ、少なめ。みたいな。食べものはそれが如実。だと思いますが、ガーデニングも便利さは大切だけれど、気持ちがいいかどうかをまず先に感じて、その上で採用。

最近、◯◯リテラシーという言葉を耳にしますが、リテラシー。まさに、理解、活用、応用力のようなこと。記憶したことを再利用するだけじゃだめなので、理解力や活用力、重要ですね。

で、それって、ガーデニングにも重要な力だと思う。そして、それをいかに伝達できるのか。

これからの課題だなぁ、

と思いつつ、夜の新幹線ひかり号で帰ってきました。明日からしばらく新たな庭の図面や撮影の準備。

人生の充実に欠かせないクリエイティブなチカラとして、ちょっと漠然とはしていますが、ガーデニング・リテラシーと、それの伝達をテーマにデザイン作業を進めようと思った次第。

はままつフラワーパークにも、桜がほころび、チューリップが咲き始めました。

あと1週間で満開か。

DSC_0260.JPG

4月20日過ぎからフジの開花。すべての写真は、去年の4月26日。4月、私は24日に行きます!

これの実物、鼻を近づけるとむせるような香り。ここはまだそれほど全国的に有名ではないけれども、本当に美しいですよ!!写真をクリックしてみてください。大きく見ることができます。


■おすすめ特集

吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


Instagram@keikoyoshiya 

Archives

Recent Entories