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専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

チューリップ・園芸種vs原種 @はままつフラワーパーク

吉谷桂子

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春の球根。瞬発力の華やかさでは、園芸種のチューリップに勝る花なしと言えますが

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原種チュリーップ ライラックワンダー

LOW INPUT 持続可能で、自然な庭の美しさを目指したい私の植栽デザインには、原種チューリップが欠かせません。一番上の最初の写真は園芸種。そして、このピンクの小型のチューリップが原種系チュリーップ ライラックワンダーです。植える時の球根も小さくて花も小型ですが、毎年開花性があるので。いかにその品種を毎年咲かせるようにできるか。そこがポイント。

(園芸種も、品種によっては2〜3年は開花)その信用度合いで植え方を工夫しています。

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たとえば、このように、春の間はあまり背が高くならない宿根草の隙間に入れてほかの季節に

掘起こさないように、宿根草に守ってもらいながら。

アジュガのなかの原種チューリップ クルシアナクリサンタ

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写真は一昨日のフラワーパーク。イエロー系で始まるボーダーの入り口です。

パンジーなどの1年草と一緒に植えているので、季節の植え替えの際に掘り起こしてしまい、

結局植えっぱなしで毎年咲かせることが難しい。しかし、前から眺めて華やかな雰囲気を演出するには園芸種がベスト。そして、背後のあたり。下の写真でいえば

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メインの道の反対側。向かって右側など。数は少なくて、サイズも小さいほうが遠近感もでるはずなので。

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このように小型の原種で来年も増えてくれるよう工夫して。ワイルドチューリップの呼び名もある、チュリーップ ヘウェリーほかに、オレンジだと 'プラエンスタンス・ショウグン'もある。

この品種も、アジュガのなかで。

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組み合わせてアレンジ。バランスをデザインするのは簡単ではないのですが、さまざまな種類の合計(去年は、このエリア、チューリップだけで65種類 5450球、アリウム類は12種類765球)組み合わせを見ていただきたいのですが、その開花タイミングはなかなか難しいものです。

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予想より早く咲きすぎたり。遅かったり。咲かなかったり。

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今回チューリップのコンパニオンで選んだのが、リクニス フロスククリ ホワイトロビン

少し地面に水分が残りがちな場所でもうまくいくようなので。今後は増やそうと。

大きな丸い花であるチューリップとこの星のような形の相性が良いので。

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毎年のようにチャレンジ。そのエリアで。適地適草の庭づくり。トライ&エラーでも

うまくいくと嬉しいですね!次回フラワーパークには4月26,27日のあたりでフジの満開を

目標にしていますがもしかするともっと早く咲いてしまうかもと心配です。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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