2021.4. 5 / ガーデニング(GARDENING)草花(FLOWER & PLANTS)
秋冬夏に比べ、春の花は変化が激しいです。夏の花木は長く咲く傾向があり、春の花は長くても
2週間。足早に過ぎる景色は可能な限り見ておきたいものですが。
⇧この写真は、2020年4月5日去年の写真です。....そして昨日、
⇧はままつフラワーパークの小澤さんが送ってくれたのは、今年2021年4月4日の写真、
まったく同じ場所ではありませんが、桜の木の樹形の感じで、近いことはわかりますね。
しかも、黒っぽいチューリップは咲くのが遅いのと、光を吸い込んで反射せず。写真では見えにくい。
で、去年と今年の違いは開花状況がかなり違いますが、植えた球根の数はほぼ同じ。
今年はもう桜が終わって。その代わり、今は、ずっと華やかにチューリップが咲いています。
⇧4日前で!4日後とまた本当に違います。使っている花や球根の数は同じのはずですが、去年はまだまだ咲いていなかったからこの感じ。
なので時期違いというのもあるし、今年はちょっと派手めで行こう。というのもありました。
チューリップの景色を見た方々の気分が上るように。
早咲き系のトライアンフとか、背が高めになるダーウィンハイブリッドを多めにとか。
そういうチョイスでもかなり違ってくる。チューリップ、早咲き遅咲き以外にも花の個性かなり違います。
ちなみに⇧この写真は、7年前 2014年の同じ時期です。グラデーションの考えは変わっていませんが、赤いチューリップは暗い感じにはりがちなので、翌年から、明るい白やオレンジを多めにしていきました。この時はオレンジが少なかったし、まだ小径の中から見た景色しかつくれていません背後の緑の植物は5月以降に咲く宿根草、2年草など。
塚本こなみ理事長に、はままつフラワーパークに呼んでいただいたのが、2013年。まだ洋服のデザインの仕事も軌道に乗っていなくて、子供も中学〜高校〜受験もあって、お弁当も作っていたので、寝る時間もない日々でした。
しかし、浜松に通って外側のエッジを整える作業なども年々進めていった。
⇧2014年、初めて初夏を迎え、今度はフジが咲き始めたころ。特に、フジの頃に見応えがくるように、このころは遅咲きを多めに入れていました。
これはこれで私は好きでしたが、もう少し明るくしなくちゃなあと。チューリップ他
球根を3200球。写真は、富山の赤い房咲きのチューリップ '新拓'を300球、植えました。
もっと一般的にみなさんが楽しめるような組み合わせを徐々に進めていきました。
シロフジに合わせてホワイトのゾーン。この時はチューリップはマスプランティング(固めて植える)をしてみましたが、景色に連続性がなくなるので翌年からやめました。このほうが本当はチューリップ終了後の植え替えが楽なんですが。
150mのWボーダーガーデンの植栽デザインに関わらせていただいて、今年でなんと8年目!!!5−6年目くらいかと思っていたら。来年で9年目になる。
⇧赤のゾーンから黒い花のゾーンを経て白い花のゾーン。
このなかに入っている黒いチューリップがまだ、まったく咲いていませんが。
その後花色に白が混ざるピンク〜パステルカラーになって紫に。紫のゾーンは、あまり人気なくて(苦笑)個人的には好きな花がいっぱい植わっていますが。(たまーに、約束通りではない色が球根に混ざっていて/焦!)
花の景色。1週間も違えば別世界になることもあります。今はコロナ禍で外出は難しいのですが、屋外であまり人がいない場所なら散歩がてら出歩くのもよいと思います。
今はまだヤブ蚊もいないし、体感気温はいい感じの日が多い。このまま毎週咲く花が入れ替わり
6月まで楽しめます。
10年目には、集大成になるように、今、誰が受け継いでもこの感じを楽しめるように、フォーマットを作っているのですが、4月と5月、毎週行きたいのに、やはり往復8時間、遠いです。
1平米に何球の球根を入れて何株の一年草。そして、5.6月に生長してくる宿根草は何株か。
マルチプランティングシステムを構築しつつ、この環境にあった適地適草の植物選びには数年かかったので、それはかなりのノウハウ。もったいないから何年でも生かしてもらうための覚え書きは今がチャンス!みなさまのお庭でも開花した花と秋になったら直したい箇所、メモしておくとよいですよね。けっこう、次の季節が来ると忘れちゃうので(...それは私だ!)。
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