お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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2023年4年ぶりの私の英国旅行、初日の宿泊先は ドーセット・スクエア。ロンドンの滞在先、いつも毎回。散々悩んで決めます。今、物価が酷く高騰しているので、以前の気に入りホテルは高すぎて今回は諦めました。で、一人旅なので、まずは、慣れたエリアへ。

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今回はメリルボーン地区を最初の宿泊先に。それは....4年前、↓この道路植栽を見た時に、自分の中で芽生えていたガーデンデザインへの予感があり、ロンドンの公共植栽も次々にナチュラリスティックになるであろう事。そこで、4年前に見たこの植栽をもう一度見にいきたいと。この近くにあって、インテリアでは信頼のファームデール・グループのホテルに決めた次第。以前ならチェルシーか、メイフェアが自分の定番でしたが、今後は、いよいよイーストやテームズ対岸になりそう)

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ありました!これ。こうした植栽です。7月、シュウメイギクが咲いていました。あとはカレックス系。宿根草の花壇です。フムフムと観察しながらこの周辺を散歩したり、バスや地下鉄に乗って勝手気ままに動き回る楽しさ。やはり昔住んでいた街。

初日は、いつも通りの行動パターンというか、4年ぶりにLock & Coに念願の帽子を買いに行ったり、ジャーミン・ストリートの定番の靴屋をチェック。昔買ったのと同じ靴を購入。...靴と帽子が終わると、さっそくガーデンチェックへ。

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ナチュラリスティックの波。想像以上でした。どちらかというと、メドウ(牧草地風が増えてもいました。ただの雑草原?と思えるほどのも)

↑ここ!グリーンパーク駅横。すぐ脇はリッツホテルですが!これでいいのか。と首をかしげるほどですが、これぞ、自然。

都会における、生物多様性が問われているようなのです。自分の仕事、青山通りの植栽や代々木公園の植栽の参考になる場所を見て回っていましたが。

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(↑ホテルから歩いてすぐのリージェンツ・パークの宿根草ガーデン。昆虫が好む、ポリネーテッド・プランツが増えています)。

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このところ、干ばつ気味で乾燥が厳しいのとロウメンテナスを旨とするナチュラリスティック系の宿根草花壇。従来の花でいっぱいの花壇とは違います。

ホテルのすぐ横にあったリージェンツ・パーク。くつろぎの散歩でしたが、以前はあったデルフィニュームの花壇も無くなっていました。いろいろ変化あり。ローズガーデンもたくさんの病気の出たバラを見かけました。それは低農薬を心がけているのか。以前のような気合いの入ったバラ園ではなくなっていました。いろいろ難しそうです。

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初日にジャーミン・ストリートへ行ったついでに、世界最古の本屋。ハチャーズのガーデニングブックコーナーも、寄りました。

美しい本がいっぱい!

そのハチャーズのエレベーター内このパネル。RHS王立園芸協会のマークの下には、1804年にジョサイア・ウエッジウッドの息子、ジョン・ウエッジウッドらを中心に王立園芸協会が結成された。とあります。このことは、昔NHK BS2の番組でもご紹介をさせていただいたことがあります。

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さて、二日目は友人とのアポ。 KEW GARDEN で。なんと20年ぶりの再会。ハムステッドの隣人です。嬉しかったな。

シェファーズパイと紅茶でランチをして、2時間。その後KEWへ

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昔と変わらない伝統はもちろん素晴らしいのですが、新たな変化を見たかった。

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やはり、新しい宿根草ボーダー・ガーデンができていました。

ナチュラリスティックな雰囲気です。

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そして、基本のライト・プラント、ライト・プレイス。

そして、やっぱりこれ。

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ここには、かいつまむと、こんなことが書いてあります。

受粉トレイル KEWのワイルドフラワーメドウ

英国には何百もの在来の野生の花の種があるが、1930年代以降、英国の野生の花の牧草地の97%を失った。原因は農業の強化によるもの。

ミツバチや他の受粉媒介生物を保護するために、KEWの科学者たちは、野生の花が農業とどのように共存できるかを発見するために取り組んできた。」

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Bees at Kew


これらの庭のパネルの中には、イギリス諸島に生息する275種類のミツバチのうち107種類を記載。KEW GARDENで栽培された花の広大な多様性は、あなたがここに見つけることのできる多種多様なミツバチ種類をサポートしています。植物が香り、色、形を使って花粉媒介者を誘います。ミツバチは、花に惹かれ、子孫のために栄養豊富な花粉を集め、甘い蜜を飲むことができるように、花に接触。過去50年間で、英国の植物は大きく変化し、ミツバチが利用できる食料源はますます減少しています。野生の花が受粉者にとってどれほど重要であるか、そしてKEW GARDEN の科学者は、ミツバチの栄養ニーズを理解するために、どのように取り組んでいるかを知るために道を進んでください

ここに書いてあることが、今回の私の旅行のベースになっていたように思います。ナチュラリスティック・ガーデンの多面的な部分の一つの核というか。その何たるか。というような。

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羽音のバイブレーションと現代音楽が聞こえてくる BEE HIVE

こうした展示の数々が....決定打というか。もちろん、私は以前からBEE FAN でしたし、中之条ガーデンズでも代々木でも蜜源植物をなるべく多く植えるようにしてきましたが、そこへのRHS取り組みの大規模さに、今回は心底驚いたし、自分もこれからもっと積極的に生物多様性について深く考えていこうと、その核心が見えたような思いでした。

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最後に KEW GARDENの GIFT SHOP で

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バグ・マンション。あらゆる🐝のための巣箱。そして、

POLLINATORS SEEDS

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なんて!!!美しいパッケージ!一袋1000円近かったのですが。買わずにいられませんでした。このタネを来春は育てて、代々木公園に植えてみたい。(つづく)


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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