お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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厳しい暑さが続いていますが、日がくれると、虫の音に秋を感じます。

(そうなるとヤブ蚊も増えるので注意!!)心から庭仕事を楽しめるのはもう少し先かな。

去年の年末に買ったガーベラの花が徐々に咲いてきました。糸咲きのスパイダーガーベラです。面白い。

植物って時間の流れや気温の変化を本当に敏感に 受け止めながら、

自分のタイミングを見て咲いてくるところが素晴らしいといつも思います。

9月から気温の下がることに期待しつつ。

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9月6日午前10時30分から12時まで

NHK文化センター青山教室にて 

「人間を考える」〜花とともに生きる〜 

市民講座4回シリーズのラストで、

登壇をさせていただきます。

「人間を考える」シリーズ。

講座の内容その核は「〜花とともに〜」、ですが、私は「花」だけのフォーカスではなく、

それを「庭の時間」として、自然を身近に感じ生きる喜び、癒しの原点を

見つめ直していきたいと思います。

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私は30年と少し前、それまでの生き方に大きな迷いが生じて、英国に移住しましたが、

ろくに英語もできない地位もない東洋人として、

なおさらに厳しい現実と直面しつつ、あらゆる意味で「庭と花」に

救われた。あれからずっと今がある。

(写真は15年ほど前、帰国後8年ほどかかりましたが、自分の庭、

東京郊外にようやく完成。もう50歳になっていましたが.....)

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草花や庭を眺めて、嬉しいとか、気持ちがいい。などはどこからくるのでしょう。

時には圧倒されるときや元気をもらうことも。(写真はプロヴァンスのひまわり畑

ただし、それを本当に、嬉しい、美しいと思うかどうかは、ひとそれぞれ。

なにを見て、美しいと思うのか

食べ物は多くの場合、多数決で美味しいものが決めやすいのかもしれませんが、

その価値基準は十人十色でしょうけれど、好きだったり美しいと思うものには

できるかぎり...、たくさん出会っておきたい。

貪欲に探して回った、草花の世界、美の世界。

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(2018年8月24日 オランダ、フメロのピート・アウドルフ氏の自宅庭にて)

そんな、できる限りたくさんの喜びを求めて、自宅で、あるいは、飛行機に乗って尋ねた場所で。

特にイギリスを中心に、オランダ、フランス、イタリアほか この30年で出会った

草花・庭・人。特に出会った人々や本から学んだことを中心に、1時間半のスライドショウです。

"Beauty is in the eye of the beholder."「美は見る人の目の中にあり」

ただし....。こんなに暑いと庭仕事は過酷すぎます。

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でも、窓の外で元気に咲く花がいてくれれば(朝の3分の水やりだけ)で、それは幸せですから

そんな植物の話もしつつ。

自然と向き合って無理なく楽しむガーデニングとその世界について、

https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1276034.html

お話しをしたいと思います。学生さんは無料(要予約)です。

2023年7月期人間を考えるP.pdf


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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