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専門家「風景」をつくるガーデニング術

色づくオリーブの実

居場英則

11月に入り、山々の紅葉も美しくなってきました。

秋といえば、「収穫の秋」。

田畑ではお米の収穫も一段落していますが、我が家ではこの時期に

オリーブの実を収穫しています。

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今回と次回で、我が家のオリーブのことをご紹介したいと思います。

我が家では、前面道路に面したオープン外構の前庭に3本のオリーブの木を

植栽しています。

もう10数年前になりますが、ガーデンリオフォームを行った際に、当初植えていた

キョウチクトウから同じ常緑樹のオリーブに樹種を変更しました。

常緑樹にしているのは、お隣の住宅のポリカーボネード製のカーポートの屋根の

存在感を少し和らげるためでした。

オリーブの木は常緑樹ですが、銀色の小葉であまり重すぎない雰囲気が良かった

からです。

一年中、緑の葉を茂られせてくれる上、秋には実が成るとという点も気に入っています。

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こちらは、7月中旬頃。

5月~6月にかけて咲いたクリーム色の花後の実を結んだ様子です。

まだできたばかりの小さな実で、表面もぼこぼこしています。

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こちらは、9月頃の様子。

まだ、さほど大きくはなっていませんが、枝のそこかしこに緑の実が並ぶ様子は

とても可愛らしいです。

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こちらは10月の中旬頃の様子。

だいぶ実も大きくなって、艶やかになってきましたが、まだ緑色のままです。

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姫リンゴのような、まん丸とした可愛らしいフォルムです。

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10月の下旬になると、ほんのりと赤みが乗ってきます。

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同じころ、中にはかなり濃い赤紫色に色づいた実も見つけられるようになります。

秋の深まりとともに、オリーブの実の色も濃くなっていきます。

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こちらは、11月中旬頃。

だいぶ赤く染まってきました。

でも、まだ実は固いままです。

でも、この時期の実が一番美しいかもしれません。

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この頃になると、日当たりの関係なのか、オリーブの実の色合いに濃淡が

出てきます。

すっかり黒紫色に熟した実も出始めます。

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全体的に赤紫色が濃くなってきました。

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オリーブの銀葉の中で、いくつものこの赤紫色の宝石のような実が成っているのを探すのが楽しみになります。

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日当たりの良い場所の実は、どんどん黒味を帯びて熟していきます。

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もうここまで黒く熟すと、いよいよ収穫の時期を迎えます。

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オリーブの実は、オリーブオイルの原料になりますが、なかなか一般家庭でなる

実の量ではオイルを摂れるほどには収穫できませんので、別の方法で活用します。

とはいえ、オリーブの実は、生では渋くて食べられないのですが、渋みを抜く

処理をしてから、利用することができます。

次回は、そんな一般家庭でできる、簡単でおすすめの調理法をご紹介したいと

思います。


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居場英則

『進化する庭、変わる庭』がテーマ。本業は街づくりコンサルタント、一級建築士、一級造園施工管理技士、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。土面の殆どない庭で、現在約120種類のバラと、紫陽花、クレマチス、クリスマスローズ、チューリップ、芍薬等を育成中。僕が自身の庭を創り変える過程で気づいたこと。それは、植物の持つデザイン性と無限の可能。そして、都市部の限定的な庭でも、立体的な空間使用、多彩な色遣い、四季の植栽の工夫で、『風景をデザインできる』ということ。個々の庭を変えることで、街の風景も変えられるはず…。『庭を変え、街の風景を変えること』が僕の人生の目標、ライフワーク。ーー庭を変えていくことで人生も変えていくchange my garden/change my lifeーー

個人ブログChange My Garden

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