2016.5. 2 / 知っておきたい!ベランダガーデニングをもっと楽しむための方法
戸建ての場合は別ですが、マンションのベランダの多くは「共有スペース」になっており、利用規定に従った使い方をしなくてはいけません。
それぞれの住まいで異なるので、事前にチェックが必要。
戸建ての場合も、水やりやゴミの問題は同様にいえることです。
ここでは、ベランダガーデニングをはじめるにあたり、これだけは守りたい基本のマナーをご紹介。
隣家や階下のお宅に配慮した、ベランダづくりを心がけましょう!
手を加える前に利用規定をチェック
大幅な改造が難しかったり、壁への穴開けの禁止、重量制限など、住まいによっても異なってきます。
まずは規定を確認しましょう。
隣家との仕切りとなるパネルの前に植物や物を置かない
緊急時の避難口として利用するため、人が通れるようにしておく必要があります。
簡単に動かせるラティスなどは安心ですが、棚などは避けましょう。
避難ハッチは塞いではいけない
階下に避難する際に使用する避難ハッチも、隣家との境にあるパネル同様の役割を果たします。
上に鉢を並べたり、家具を置かないように。
水を与える際は、階下や道路に飛ばないように注意
植物の株元を狙って与えていれば、柵を越えて水が飛ぶことがなく安心。
強風の日の水やりも注意が必要です。
ツル性植物などは隣家にのびないように
壁面やトレリスにからむツル性植物は、ツルののびる先を誘引することで自在に操ることができます。
ハンギングのコンテナは手すりの外側に掛けない
引っ掛けるだけでは、コンテナが落下する危険があります。
ハンギングの水やりは基本的に床に下ろして行います。
薬剤散布は時間帯や風向きに注意
マンションの場合は、まいた薬剤が風にのって飛散してしまうことも。
強風の日や、日中洗濯ものが干してある時間帯は避けるようにしましょう。
掃除は隣家のためにもこまめに行う
土や枯れ葉などは知らないうちに風にのって、隣家に迷惑をかけてしまうことも。
ゴミ袋や新聞など軽いものも風で飛びやすいので出しっ放しに注意。
隣家にも迷惑を及ぼす台風対策は万全に
あらかじめ、鉢を室内に取り込んだり、ヒモで縛って固定するなど対策を施します。
特に高層階のベランダは風当たりが強いので気をつけること。
コンテナの設置場所は安定性を重視する
棚など高い場所にコンテナを置く場合、不安定な場所に置くと、強風で落下したり飛ばされたりする危険があります。
ベランダに直接土を敷き詰めないこと
花壇を作るように囲いをして土を入れる場合は、根が床にまで張ってしまうこともあるので、必ず防水シートなどを敷いてから土を入れること。
BACK NUMBER
step1 床材~植物も自分も居心地よくなるためのファーストステップ~
step2 壁~素材、デザイン、色が空間の印象を決定づける~
step3 植栽~狭くても、地植えでなくてもここまでできる!~
step4 収納~必要な資材を上手に収めて、魅せる空間演出を~
これだけは守りたい!ベランダガーデニング基本のマナー