お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

いつか、また行きたい Voorlinden(フォーリンデン)美術館

吉谷桂子

IMG_6720.jpg

Voorlinden(フォーリンデン)は、2016年にできた美術館です。

2017年の秋、友人が尋ねたことから、その評判を耳にして。

このためだけにでもオランダに行く価値ありでは? と思っていた次第。

IMG_6723.jpg

Piet Oudolf 氏も、自身がいま一番好きだと言っていたし。

まさに生きた絵画の、晩夏編でした。ただ、固定観念的に花が満開じゃないと

美しくないと決め込んだり、植物の姿のなかに、絵を発見しないと見つからないので

これのどこが美しいのか?と、聞かれてしまうこともたまにあって。

おそらく、現代美術にもそういう要素はありますね。

例えば、モネの絵にはその美しさを見出しやすいと言えるかと。

ゴッホは美しくも怖い要素があるけれども。

DSC_0415.JPG

現代美術、それぞれの個性に合えば、琴線に合えば。というところがあるでしょうが。

Voorlindenのコレクションは全部好きだった。

IMG_6801.jpg

Through the Wall

, Chinese artist Song Dong (1966)

IMG_6809.jpg

電球をボウルと言いますが...うっかり撮れてしまった。

IMG_6817.jpg

Richard Serra リチャード・セラの空間も、写真が撮れて嬉しかった!

DSC_0395.JPG

迷うように歩いて異空間の気持ち良さ。

IMG_6826.jpg

タレル作品も楽しかったが、これは、金沢の方がもっとビビッドに面白かったかも。

IMG_6831.jpg

Wander past the magical sculptures Roni Horn 思わず触ってしまいそうになる。

IMG_6777.jpg

美術館のオーナー、ロッテルダムの化学会社を経営するJoop van Caldenborgh(ヨープ・ファン・カルデンボル)さんのプライベートコレクション。僭越だが趣味が良いというほかない。

そして、この日は週末で、とても混んでいましたが、おしゃれな方々が多かったですね。

オーガニックを旨とするPiet Gardenとは、どこかで異次元かもですが。

IMG_6716.jpg

ま、それはそれとして、敷地内には、Kraaijvanger Architects(クラーイファンガー設計事務所ロッテルダムにある大手)が設計した現代建築の美術館。この建物は、2018年、RIBA (RIBA=王立英国建築家協会)Award for International Excellence (優秀賞)に選ばれました。

DSC_0420.jpg

この他に、広い敷地内には森があり、イギリス エドワード調の建物があり(写真右奥)、そこは、とてもおしゃれなレストランになっています。

capture.png

今回は、私たちも、そこで軽いランチを。でも、ワインのセレクトよかった!

この館が作られた当時、この前庭は、イギリスのジョンストンがデザインをしたとか、彼からインスパイアされたとか。聞いたのですが、それは間違いなく、ローレンス・ジョンストン。アメリカ人ですがイングリッシュガーデン、ヒドコートを生み出した人物ですね。この美術館の周辺は、イギリスのアーツ&クラフツ調の家がたくさん建っていて、緑も多くまるでハムステッドのようでした。

DSC_0419.JPG

Pietさんの庭は、そんなに広くはないのですが、有機的な草花の形のコンポジションが、まだ完成から2年ということと、ガーデナーの手入れもあって、こざっぱりしているように、私にはみえました。

DSC_0410.JPG

「草花が季節の巡りを経て、どんな変化するのか、それがどのようにそれが周囲の草花と関連していくか、そのライフサイクルに興味がある。私の設計するプランツ・コンポジションは、よいマリアージのように、経年次第でよく活きるにちがいない。」と、ピートさんが美術館のサイトで語ってますが、まさに、霜が降りて真っ白に輝く様子を見てみたいです。

DSC_0403.JPG

美術館のお土産売り場大好き。

いつか、個人で来たなら終日ゆっくりと過ごしたい場所です。ハーグの街からタクシーかバスで

http://www.voorlinden.nl/plan-your-visit/bereikbaarheid/public-transport/?lang=en

Voorlinden museum & gardens

Buurtweg 90

2244 AG Wassenaar
The Netherlands

+31 70 512 1660

この日、現代美術館の後、マウリッツハイス美術館へ向かい、

ネーデルランド絵画に浸るという、極端なコンポジションでございました。

お疲れ様でした。

IMG_6836.jpg


■おすすめ特集

吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


Instagram@keikoyoshiya 

Archives

Recent Entories