お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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2022年5月17日、箱根 星の王子さまミュージアムでは、まだ、バラも、主な宿根草も、目立っては開花していません。

でも、懐かしい!思い出のウェイゲラが満開でした。

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ウェイゲラ・フロリダ・バリエガータ。

あるいは、ワイゲラ。斑入り大紅ウツギ。10年ほど前に、国バラ。

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バラとガーデニングショウの私の作った庭で展示に使用したこの花木を、ここに植えたのが大きくなったものです。剪定を繰り返しているので、押さえた大きさではありますが。

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毎年5月に咲くものですから、国バラでは何度も使って。もちろん自分の庭にも植えていましたが、国バラのあと、5月下旬は、温暖地の気温が急に上がるので、うまく育たないことが多いのですが、箱根は気温がまだ低いため、養生しながら長生きができたのでした。嬉しい。

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そのような状況で、箱根星の王子さまミュージアムに植わった植物はたくさんあって、このフジもそうだし(この写真は去年の5月15日)こちらは、まさに15年ほど前に花宇さんから開花調整の大冷蔵庫から来たもので、リカバーと開花には数年かかりました。

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このロジャージアも国ばバラから。今、ちょうど花が咲いています。

国際バラとガーデニングショウ。20年のあいだ続き、私は20年の間、5月になると西武球場に通っていたので独特の感覚があります。

そんな思いも繋がるこうして生きている植物。思い出とエネルギー。

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こちらは、バレリアン。最初は、国バラで使った株。その後注文した苗でも植えていましたが、いつもいる。実は、常に勝手にこぼれ種で増えて、今回は、ここで美しく。

植物って、本当におもしろい素晴らしい。生きるチカラですね。

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生きるチカラといえば、今夜はそんな「国バラへ」&「植物へ」の特別の感慨もあって、10年以上に渡り、毎年泊まっているホテルの夕食で、最後にデザートワイン。(グラスにいっぱいだけですが、エチケットが素敵だったので、写真を)葡萄からこのような飲み物ができるのもすごいことですよね。もちろんお米も、ホップも。芋も麦も。植物ってすばらしい。おもしろい!


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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