お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

専門家「風景」をつくるガーデニング術

我が家のインドア・ガーデン

居場英則

ディノスさんのこのガーデニングサイト「dinos ガーデンスタイリング」で連載記事を書かせていただくように

なって、4年目を迎えました。

一番最初の記事は、2016年1月26日、『「風景」をデザインするガーデニングのススメ』という内容でした。

長きに渡って、公の場で、このような拙いブログ記事を書かせていただく機会をいただいたディノスさんには、

本当に感謝しています。

読者の皆様方にも、ずっとお付き合いいただいて、本当にありがたく御礼申し上げます。

2019年、4年目を迎えた僕の連載ですが、今年も継続して書かせていただけることになりました。

この3年間、一貫して『風景をつくるガーデニング術』というテーマで書かせていただいています。

これまでの僕の庭づくりのストーリーや、気に入っている植物の紹介に加えて、

昨年2018年は、世界的に有名な日本人ガーデンデザイナーの石原和幸氏のサポートメンバーとして、

イギリス・チェルシー・フラワーショーに参戦した話や、イギリス・ロンドン近郊で訪ねたガーデンの紹介など、

様々な切り口で、自由に書かせていただきまました。

個人的に書いている別のブログは、日々のガーデンニング作業の忘備録的な感じで綴っているのですが、

こちらのディノスさんのブログでは、記事ごとにテーマを絞って、これまでにやってきた僕の庭づくりの一端を

見ていただける場にできたらと思っています。

また、昨年より連載している『イギリスで訪ねた庭レポート』も、まだ半分くらいですので、

そちらも継続して参ります。

どうか、4年目の今年もどうぞよろしくお願いいたします。


さて今年の連載記事のテーマは、『スタイル別ガーデニング』。

我が家の庭の一部を切り取って、テーマごとに紹介させていただこうという企画です。

第一回目は、『我が家のインドア・ガーデン』。

これまで、我が家の前庭、中庭、そしてバルコニーガーデンは何度も紹介してきましたが、

今回初めて、我が家のインドア・ガーデンを紹介します。

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数年前、自宅の庭でバラを始める前は、もっぱら「観葉植物」に関心がありました。

仕事柄、建築やインテリアには日常的に触れている関係で、建築空間に合う観葉植物を

いくつか自宅で育てています。

写真は、我が家のリビングルーム。

我が家は、小高い丘の上にあり、眺望が良いので、2階にリビング・ダイニング・キッチンがあります。

複雑な屋根形状がインテリアにも表れ、勾配天井がアクセントになった空間です。

リビングの横には、小さなタタミコーナーがあり、リビングボード付近には、いくつかの観葉植物を並べています。

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リビングから、タタミコーナー方向を見たアングルです。

リビング側には、大きく枝を伸ばすフィカス・ウンベラータ、小さな鉢でパキラ、セローム、クッカバラ。

センターテーブルには、多肉植物のハオルチア・菊寿の鉢をを置いています。

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リビングに隣接するタタミコーナー。

冬場は、ここにコタツを置いているのですが、写真撮影のために一旦撤去(笑)。

夏場は、琉球タタミにごろんと寝そべることができます。

リビングボード付近には、シェフレラ、セローム、そしてコーナーガラス付近には、

鉢植えの多肉植物のコレクションを並べています。

スピーカーの横には、パームツリーを置いてみました。

この中で、一つだけ、本物の観葉植物でないものがあります。

分かりますか?

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こちらは、リビングスペース。

天井を少し低くして、木製の突板張り仕上げとしています。

少し「囲われた感」を出しています。

ここにゆったりとした大きめの革張りのソファを置いています。

そのソファの両側に、大きな観葉植物の鉢を置いています。

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リビングコーナーを真正面から見たところ。

天井と奥の壁面を突板仕上げとし、そこに突板と同色の革張りのソファを置いて、ソファの存在感を消しています。

ソファの向かって右側には、フィカス・ウンベラータ、その手前にパキラ、セローム、クッカバラの鉢植え。

反対側、ソファの向かって左側には、ストレッチリアとオーガスタ。

両側から、ソファの上に被さるように、枝や葉を伸ばさせています。

ソファに腰かけていると、緑に包まれているような感じになります。

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視点を変えて、ソファから右側を見ると、奥にダイニング・キッチンがあります。

ダイニング側は、リビングと違った角度の勾配天井になっており、間接照明が天井を照らします。

ダイニングの右側、レースのカーテンの外側が、2階バルコニーです。

掃き出し窓からの光が室内に入り込み、明るい空間になっています。

ここにも、いくつかの観葉植物の鉢を置いてみました。

鉢なので、容易に場所の移動ができます。

リビング側に置いていた観葉植物を、ダイニング側にレイアウトしてみました。

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少し角度を振ってみます。

我が家は新築してから、20年経過しています。

大きな部分はほとんど変わっていませんが、数年前に部分的にリフォームし、ダイニングの壁面の一部を

ブルーのクロスに張り替えています。

このブルーがアクセントになり、室内に配置した観葉植物の「緑」の色を引き立ててくれています。

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もう少しダイニングスペースに寄ってみます。

陶器製の食器を集めるのが趣味で、たくさんの器のコレクションを展示する壁面収納を設置しています。

カップボードの上下の収納の間の壁面に、サブウェイ・タイルをリフォームで張りました。

以前は大理石平板張りでしたが、タイルに変更したことで、今風のインテリアになっているかなと思います。

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正面のカップボードの棚には、伊賀焼の鍋コレクションも並べています(汗)。

床のフローリング、ダイニング・テーブル、チェア、闊歩ボードの木部は、

全てアメリカン・チェリー材で統一し、オフホワイトのキッチン面材、

アクセントとなる壁面のブルー、チェアーの赤紫色、そして観葉植物のグリーン。

これらがうまく調和するように、素材や色をセレクトしています。

ここに使っている観葉植物は、右側手前のセローム、左側手前からシェフレラ、

パキラ、そしてパームツリー。

ここにも一つだけ、本物の観葉植物ではなく、フェイクのインテリア・グリーンがあります。

分かりますか?

答えは、背の高い緑のパームツリー(ヤシの木)。

観葉植物が好きで、これまでにたくさん育ててきましたが、

結構たくさん枯らしているのです。

我が家が、冬寒く、冬越しができなかったり、日当たりが悪かったりで、

いくつかの観葉植物が脱落しています。

現在、残っているのが、何とか我が家の環境下に適合した品種です。

パームツリー(ヤシの木)は、その名の通り、南国の植物ということもあり、

我が家では、なかなかうまく育てることができませんでした。

今回、ディノスさんの取り扱いのこのインテリアグリーンのパームツリー(ヤシの木)は、

ほぼ本物と見間違うほどのクオリティ。

他の本物の観葉植物と並べても、全く遜色がありません。

その上、CT触媒加工が施されていて、空気に触れているだけで、

消臭・抗菌効果を発揮するという優れもの。

部屋の空気をリフレッシュしてくれます。

こういうのがインテリアにひとつあると、自然光の届かない奥にも設置でき、

キッチンやダイニングの嫌な臭いも

消臭してくれるという機能もついて、とても重宝します。


このインテリアグリーンのパームツリーが届いた時の様子です。

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高さは、約160cm。

なかなかのボリューム感があります。

梱包もしっかりしています。

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CT触媒製品の証のラベルが付いていました。

特許技術のようですね。



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機能も大事ですが、見た目も大事!

幹の部分には天然木の樹皮を使い、枯れた葉のイメージを再現するなど、細部にこだわって仕上げられています。

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鉢の部分は、こんな風になっています。

発砲スチロールに一本づつ接着されているので、しっかりしています。

鉢の部分が発砲スチロールで非常に軽く、重さは約4キロ。

大きさの割には軽く、室内での移動も片手で出来る手軽さです。

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鉢の発泡スチロールを隠せるように、白い天然の砕石が同梱されています。

これを敷き詰めれば、ほぼ本物と違いが分からないくらいです。

ひと昔前のインテリアグリーン(フェイクグリーン)は、偽物とすぐにわかるクオリティでしたが、

最近のものは本当に素晴らしいですね。

こんなインテリアグリーンが、ひとつあるだけで、インテリアの設えにとても重宝します。

おススメの逸品です。


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居場英則

『進化する庭、変わる庭』がテーマ。本業は街づくりコンサルタント、一級建築士、一級造園施工管理技士、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。土面の殆どない庭で、現在約120種類のバラと、紫陽花、クレマチス、クリスマスローズ、チューリップ、芍薬等を育成中。僕が自身の庭を創り変える過程で気づいたこと。それは、植物の持つデザイン性と無限の可能。そして、都市部の限定的な庭でも、立体的な空間使用、多彩な色遣い、四季の植栽の工夫で、『風景をデザインできる』ということ。個々の庭を変えることで、街の風景も変えられるはず…。『庭を変え、街の風景を変えること』が僕の人生の目標、ライフワーク。ーー庭を変えていくことで人生も変えていくchange my garden/change my lifeーー

個人ブログChange My Garden

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