お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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昨年 12月のことですが、真冬のイギリスの庭が見たくて。

一人で、無理なく電車で行きやすい庭、Kew と RHS Wisley へ。

ウィズレーの事は充実の度合いが凄すぎて、また長くなるので近々に。

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前回も、Kew の写真をご紹介していますが、昼間は午前中からガーデンを見学し

その後4時からは、イギリスの中で最も人気と言われているクリスマスライトのライトアップ見学。

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私個人はあまりこのキラキラの世界に興味がない(だって、SDGs的にどうなのかしらとか、こんなに電気を使うことは、植物にとって良くないんじゃないかしらと思う)のですが...

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仕事の関係上、ガーデンの夜間開園には、少し関わることもあって一応参考まで。

むしろやはり注視、今回はその高いレベルのアカデミズムをディスカバー。だって、やはり、すごい歴史があります。伝統の園芸だけでなく大英帝国の歴史!!!

そこで、ロイヤル・ボタニック・ガーデン・キュー(Royal Botanic Gardens, Kew)について、もう少し理解を深めたいと、1人でゆっくり行って参りました。(考えたらいつも一人でしたが)一人で庭について改めて思索するのに良い場所。

そして、ロンドンの郊外(街の中心からは地下鉄で小一時間)に位置する広大な植物園で、ともかく充実、世界的に有名です。でも、あくまで私のごく個人的な意見ですが、30年以上前から何度か通っていましたが、私が見たい類の植物の植栽の芸術性. Art of planting の志向も強い個人のイングリッシュガーデンや、RHSガーデンと違って、植物のアーティスティックなプランディングではなく、やはり植物園、世界で最もアカデミックなボタニカルパーク。

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このアカデミックな様子に20数年前の私は、ワクワクしないと思っていたこともありました。もちろんブルーベルの森だったり、ウインターガーデン含め、季節の様々な部分的な場所に素晴らしい植栽がありますが、やっぱりアカデミックだ!

とても勉強になる!

有名デザイナーの設計による個性的な庭ではないので、ロンドンに行くたび必ず訪問。と言うのでもなかったのです。でも、やはりその素晴らしさは自分自身の視野がまた少し広がったことで、またしても得るものの多い訪問でした。

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そして、冬は温室。こちらの温室はいくつかあって 大きいのは以下

1. パームハウス(Palm House)
1848年に建設されたこの温室は、熱帯植物やパーム(ヤシ類)を展示。
ヴィクトリア朝の建築様式で、ガラスと鉄の構造が特徴。
2. アロエハウス(Aloe House)
乾燥地帯の植物、特にアロエやサボテンを中心に展示している温室。さまざまな形状や色の植物が見られる。
3. ロンドン・グラスハウス/ テンパーレート ハウス(Temperate House)
世界最大の温室の一つで、温暖な気候の植物を展示。最近の改修により、より多くの植物種を保護し展示することが可能になった。
4. 熱帯温室(Tropical House)
熱帯雨林の環境を再現しており、さまざまな熱帯植物が生育。
湿度が高く、特有の生態系を体験できる。
冬に訪ねると気持ち良い!

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特にその温室は、植物の多様性を展示するための重要な施設となっています。

Royal Botanic Garden Kew キュー・ガーデンに、

花見が目的ではないので、冬の庭。庭の植物の構造や骨格を確実に楽しめる訪問。

見事に手入れのされたパルテール花壇。素晴らしいものです。

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宿根草のボーダーも冬に骨格の残るフロミスが活躍中でした。

何度も訪ねてはいますが、今回改めて植物園としての、素晴らしさを再発見といテーマで探訪するうち。

このような景色を発見!?

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何?ふざけた感じがしましたが。左に見える注意書きを読みましたら

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「単なる遊びではありません。このボールは木や枝が、互いにぶつからないように導くよう役立ています」と書いてありました。

なるほど樹木の樹形が、傷つかず、少し開き気味に、乱れ枝をすんなりと?

でも、こんなへんてこな色のボールではなくて、黒とか茶とかグレーとか地味な色でセットしてくれたら良いのにと。遠くからも悪目立ち。...と、思ったのですが。子供用のボールで、たまたま手に入った。再利用。こんな色しかなかったのかな。

お天気は悪く空もどんよりしていましたが、本当に気持ちが良かったです。

こういうのを Tranquility.

ともかく、植物がたっぷりと育つ場所は、夏の草花が鬱蒼とした季節よりも、冬の植物の穏やかなエネルギーが素晴らしくて。

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素晴らしいデザインのkewオリジナルのパッケージ。

さて、この時止まっていたコヴェントガーデンのホテルまでは1時間位かかります。7時スタートのコヴェントガーデン・ロイヤルオペラハウスにてバレエのチケットが手に入っていたので、その開演に間に合わせるよう、大急ぎで(キューガーデンのライトアップは10分だけ見て)ホテルに向かいました。

いずれにしても、とても充足した、幸せな気持ちで...16時過ぎだと言うのに真っ暗な駅のホーム。

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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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