お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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みなさまいかがお過ごしですか

もう早、年の瀬ですね。来週の今頃はもうすっかり新年です。今年はどんな年でしたか?

良かった方もいらっしゃるかもしれないけれど、私にはちょっと辛いことも多い厳しい年でした。

考えてみれば、2020年の年明けからパンデミックになって約3年。

そしてロシアとウクライナの戦争も辛いニュースの連続でしたね。ほかにも、テレビのニュース

見ると不穏な気持ちになることも多かったですよね。そして、

今年の夏は、(も・・・かな?)暑かったし。私にとって梅雨が途中で消えてしまった、6月は特に厳しい時期でした。

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しかし、どうしても起きてしまう悲しいことに対して、 受け身になってばかりいないで、その悲しみや苦難を解決するために何かしら動くことで、何か少しマシになるような時間もあります。どうにもならないことがありますけれども、それはそれで別の何かに能動的になって前に進むというか。

年齢のこともおそらく誰もが感じること。しかし何か。

今日できることがあるんであればそのことを楽しむこと。

写真は2012年12月のニューヨーク。14歳だった息子を 連れてアートトリップ。

年末の12月31日は息子のリクエストで ニューヨーク近代美術館(MOMA)で年越しをしました。

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ちょうど THE CLOCK のイベント上映がされていたから大晦日は24時間OPENしていたMOMA

限られたオーディエンスで年越しの カウントダウン。

家族で静かに過ごす年越しもよいのですが、こうして公共の場で見知らぬ方々と一緒に喜びはしゃぐのも思い出深いというか。

でも、あれからもう10年も経ったのだな。と、ちょっと驚きました。

2019年の12月には、 少し無理をしてでも、やはり、行っておこう。そう思ってイギリスへ向かいました。

60歳を過ぎていましたから、自分の運転でレンタカーを借りて自由に旅行することなど

徐々に年々難しくなると感じていたこともあって。

うっすらとした、何か予感のようなもの。..が、強くありました。

なので,

2020年の年明け、1月に流れ始めたニュース。

あの予感はこれだったか。と勝手な解釈ですが、そう思ったものでした。

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これはしばらく無理そうだ。

そうであれば、海外観光客 そして人の 少ない京都へ。 新幹線1車両に2、3人の乗客。

しばらく通っていましたが、ここでツーリズムが戻ってきたようなのできっぱりと京都行きをやめました。

それゆえ、2023年の来年は、どうにか、がんばって海外に行けるよう、気合を入れている最中。

ロシア 上空を飛べないので様々な経由地を通るとロンドンまで16時間。結構試練ですね。でも先が読めませんね。

まぁすぐに実行にうつせないとしても夢を見るのは自由です。今ロンドンの街にはナチュラリスティックの公共植栽が増えているみたい。

シシングハーストにはまたあのガーデナーが戻ってきて。

先日、調べていて驚いたのですが、以前は、4月にオープン、9月末にはクローズしていたイングリッシュガーデンが、なんと冬も開けていて、それなりにライトアップをしたり、冬ならではのイベントを開催したり、これもナチュラリスティックの影響かなと思いますが、バラが満開の時だけが庭の魅力では無いから、そんな時も行ってみたいと思うものです。

みなさんと イングリッシュガーデンのツアーができる日は来るかしら。心の中でやりたいぞ行きたいぞって強く思っています。

もちろん誰にもあります。なかなか事情があって行けない事態。でも端から諦めるのではなく...ヨシ! 今度こそ

行くぞ!とまずは「気合いだー」って。心で強気になってみるのです。

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しかし 一番気になるのは、やはり気候がおかしなことになっていますよね。

写真は、2019年の12月、ニューヨークのセントラルパークですが

今ニューヨーク州は大変な雪のようです。 自然の脅威。

日本でもあちらこちらで予想のできなかった大雪が降ったり、この後地球環境はどうなっていくだろうか。

不安もありますが、

それでも植物は美しい花を咲かせ清々しい緑を与えてくれます。

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そうした 優しい自然に、寄り添うようなガーデニングを、知恵と直感と、アイデアと情熱とデザインで

今後も続けていきたいと思います。来年、平年並みの気温で花が咲いてくれたら心から喜びを。

(ちなみに4月は26日27日あたりを「はままつフラワーパーク」考えています。連休直前のフジの開花に合わせて)

また、お会いできますように!


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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