2023.3.30 / ガーデニング(GARDENING)草花(FLOWER & PLANTS)
代々木公園で開催されている東京パークガーデンアワード(TPGA)。
ロングライフ・メンテナンス・フレンドリーを目標とした、今までにないガーデン制作が始まっていることは
既にみなさまご存じのことと思います。上の写真はつい先日、関係者の方が送ってくださいました。
下の写真は 去年の秋です。
ある意味、挑戦的だと言えるのは、毎日庭を見張るガーディアン、専属ガーデナーのいない庭であり、
植えたばかりの苗をモグラに、トス(バレーボールのボールのように苗を放り投げられる!)
カラスに摘み出される。ただのイタズラらしい。
ほかに今までにあったとすると、花壇の上を自転車が走った跡が残っていたり、ゴミがまかれたり。
まあ、フリーチャージの公園なのでいろいろあります。
水やりも今後は、ほぼ自然灌水に任せていく。その点の挑戦ではありますが、それを前提にロングライフだけでなく
美しさへの挑戦です。デザインの勝負です(冷や汗!!!
私のイギリス発の30年以上にわたるガーデニング・ノウハウや知識や情熱をすべて傾けたつもりの....。
丈夫で眺める楽しみのある庭!
目指すは、日本の高温多湿の夏に耐えられる在来種を取り入れた、宿根草の美しい庭。でも庭の美を、花さえ咲いていれば美しいと思う見解を変えていきたい。
吉谷デザインのモデルガーデン「クラウド」工夫だらけなのでありますが
そのデザインの解説も含めた講座があります。なぜこのようにデザインするか。
こちらの写真も、2〜3日前の様子を関係者の方に写真で撮っていただいた。
なぜ、イフェイオン `アルバート・キャステロ`5000球、植えたか。などということも含め。
「NEW PERENNIAL PLANTS MOVEMENT(新しい宿根草のムーブメント)」は、欧米ではポピュラーになりつつありますが、そのスタイルはいろいろあると言ってよいと思います。
それも分析しながら。
さて、東京都内での講座の開催、今年は珍しく4度目ですが またまた内容をバージョンアップさせています。
開講日 2023年4月14日(金) 10:00~12:00
会場 国立オリンピック記念青少年総合センター
欧米や日本の実際例や歴史など、映像を見ながら解説します。
実は先日から私がうっかりこの講座の開示情報をキャッチできていなくて、実はお知らせが遅れましたが、
以下からお申し込みいただけます。
https://www.tokyo-park.or.jp/college/2023/03/r5no29-new-perennial-plants-movement-tpga-1.html
* 代々木公園「クラウド」ガーデンガーデナー養成講座(全11回)をお申し込みの方は重複してお申し込みいただく必要はありませんが、現在こちらでキャンセル待ちの方も、よろしければ講座だけでも、ご参加いただけると
また新たな世界、見出していただけるかなと。よろしくお願い申し上げます!
今年が果たしてどんな夏になるのか。厳しいには違いないとは思います。それでも
チャレンジ!!!毎年少しづつ生長をしていく庭をぜひ見守っていただければと。
ちなみに、イギリスも 去年は本当に大変だったようです。夏のあいだ、雨が降らない。
干ばつに備えた庭づくりに注目が集まっていますが、ベス・チャトーさんの庭は早くからその対策が始まっていた。
まさに先見の明ですよね。
環境にあった植物選びは、自分の体験から学ぶことが貴重に思いますが、ある程度は本やネットからも理解はできる。
しかし、やはり、実体験の伴わないガーデニングは 最終的な、
「実」や「SEED」にはなりにくいのかなと。思うのでした。体験の価値は大きい。
今回の代々木では、講座の後に、実際の庭も近くにあるということで
やはり百聞にしかず!そして、見ただけではわからないかもしれない地面のなかで起きていること。
ご参加をお待ちしております。
あるいは、東京にいらしたときは、代々木公園原宿駅からあるいてすぐ、 関心を持っていただけるだけでもうれしいです!
3月31日は星の王子さまミュージアム閉園の日。やはり、私も行きます。植物たちの表情を写真に収めるだけでも。
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